〈Qー5 主治医の猛反対〉
▽同じ移植医でも、肝移植医は、
腎移植の必要性を、知らない。
以前、別の移植医が、
「僕は、肝臓が専門なので、
腎臓のことは、さっぱり分からなくて。
そりゃあ、
尿にタンパクが出たら、
腎臓病だという程度は、
分かりますがね」と言っていたように、
自分の専門以外の部位に関しては、
医学生レベルの知識しかない
ことが多く、そのため、
事実誤認やイメージ操作が、
生じています。
人工透析の苦しさや、
人工透析患者の、
生涯続く深いあえぎを、
「時間を取られるし、旅行に行けない」
程度で、片付けてしまう、
肝移植医の認識の軽さは、
門外漢レベルです。
その点、腎移植医は、
自分の専門分野ですから、
人工透析の問題を、よく理解しています。
人工透析患者の苦痛も、
日常的に、見知っています。