〈Jー9 悪夢の細菌感染〉

 

飛び出していった娘から、

二時間後に電話があり、

「緑膿菌という、

たちの悪い細菌に、感染していて、

生死は、五分五分。

ここ数日が勝負だと説明された」

とのこと。

 

やはり、夫は細菌感染により、

敗血症に陥っていました。

ドレーンから侵入した緑膿菌は、

全身を駆け巡り、

夫を、ショック状態に陥れました。

 

夫の生死は、五分五分、

と言われていたのに、

「絶対に死なない。

ここまで耐えてきた夫が、死ぬ訳がない」

…そう信じ切っている自分がいました。

 

翌日、再び、娘に呼び出しがかかり、

「シャント造営手術」と、

「気管切開手術」の同意書へのサインを、

求められました。

 

「シャントって何?」

というのが、家族全員の第一声でした。

悪いのは、肝臓で、

腎臓病の知識など、皆無だったからです。

 

夫は、

緑膿菌感染による敗血症で、

突然、急性腎不全状態に、

なってしまったのです。

 

 

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