〈Jー1 悪夢の細菌感染〉

 

平成26年5月13日。

この日、私は朝から、

病院に行って夫に会おうと、

決めていました。

「よく見聞きしておきなさい」

という、虫の知らせが、

後押ししてくれたのでしょう。

 

退院から五日目。

「病院には来ないで、

自宅療養していてください」

と、言われていたので、

そうっと、病室に入っていきました。

 

時間は、午後一時。

病室には、長男が先に来ていました。

「来てたの」

と、声を掛けると、

長男が、明らかに動揺しています。

 

「すごい熱なんだ」と、

夫が高熱であることを、知らせます。

思わず、おでこに、

自分の手を当てました。

 

人肌に触れて、

アツ!と思ったのは、初めてです。

夫は高熱で、

目も開けられなくなっています。

 

最初、私は、

単に寝入っているのだろうと、

思っていたのですが、

「私だよ。様子を見に来たよ。

頑張ってる?」

と、耳元で声を掛けると、

呼応してくれます。

なのに、しんどくて、

目を開けられないのです。

 

 

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