〈Aー3 はじめに〉

 

早いもので、

夫が55歳の時に、

「肝硬変非代償期」と診断され、

入院してから、6年が過ぎました。

 

その後、

肝硬変の恐ろしさと闘いながら、

ぎりぎりのタイミングで、

生体肝移植に漕ぎつけ、

15時間半に及ぶ手術が、成功しました。

 

けれども、

肝移植の成功を喜んだのも束の間、

夫は、病院内での細菌感染から、

敗血症を起こし、

再び「生死五分五分」の、

危険な状況下に、戻ってしまいました。

 

急激な腎機能低下(急性腎不全)により、

人工透析が必要となり、

シャント造営手術と、

呼吸を確保するための、

気管支切開手術が、

矢継ぎ早に行われました。

 

せっかく移植した肝臓も、ダメージを受け、

移植前よりも、肝機能が悪化。

明らかに、

危険水域に達していました。

 

その後、なんとか危機を脱したものの、

腎機能は、元には戻らず、

夫は生涯、

人工透析を続けなければならないという、

予想外の事態に、なってしまいました。

 

 

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