今から思えば(←この表現ばっかり!
後悔先に立たずの連続です)
自分の意思で身体の制御が出来ない、
というのは、大問題だったのです。
「振戦」と言っても、
寒くてガタガタ震えたり、
極度の緊張で震えたり、といった経験は、
誰にでもあるので、
こういった振戦は、生理的(正常)振戦で、
問題にはなりません。
一方で、何らかの病気が原因となって、
震えが生じる場合があります。
アルコール依存症や脳卒中、
パーキンソン病やバセドウ病などで、
震えが見られることが、多々あります。
夫の「振戦」も、病的な震えで、
肝硬変によるものでした。
肝機能障害が原因で起こる「振戦」を、
「羽ばたき振戦(はばたきしんせん)」
と、呼ぶそうです。
【羽ばたき振戦】
自分の意思と無関係に手や指が震える症状。
腕を伸ばす時に、手をしっかりと
支えきれずに、バタバタと羽ばたくような
動きをすることから、羽ばたき振戦と呼ぶ。
肝機能の低下(肝硬変)によって蓄積
された有害なアンモニアが、脳に達し、
筋肉や神経をコントロールできなくなる
のが原因とされる。