その日、夫は、
意外なほどルンルン状態で、
近所の内科医院から戻ってきました。
夫と、初対面のヤブ医者との会話と
言えば…
「肝臓が硬いようなのですが」
と、夫が自己申告しても、
「そんなに硬くはないよ」
「白目が少し黄色っぽいようなのですが」
と、これまた自己申告しても、
「そうかな、フツーだよ」との返答。
そして、持ち帰った薬が、
ウルソ錠という、
胆汁の分泌を良くして、
肝臓の働きを高めるという、
基礎的でポピュラーな肝臓薬。
このベーシックな薬を、
毎食後、たった一錠ずつ服用するだけ…
という処方でした。
初診の患者に対して、
検査も一切なく、
市販薬としても流通している肝臓薬を、
とりあえず出して様子見、という感じで、
医療機関を受診したとは、
とても言えない状態でした。
良かれと思って夫に勧めた、
近くて、いつもガラガラの内科医院。
そこを夫が訪れたことは、
結果として、
病状を悪化させ、治療を遅らせる、
害悪にしかなりませんでした。(ガックリ)