肝臓は、人間の身体の中で、
最も大きな臓器ですし、
消化器官としても、
絶えず機能しなければならないので、
常に、十分な血流が必要だと、
言われています。
健常人なら、
立っていようが座っていようが、
肝臓に、十分な血液が、
流れるのでしょうが、
当時の夫の肝臓は、肝硬変の中でも、
5段階のレベル4くらいの、
お手上げ状態でしたから、
横になると、
やっと少し血液が流れてラクになる…
そんな感じだったのでしょう。
入院すれば、ずっとベッド上で、
横になって過ごすことが出来ますが、
それも出来ません。
(と言うより、
入院して治療を受けねばならないほどの
病状だとは、この時点ですら、
本人も家族も、思っていなかったのです)
肝臓はよく、
『沈黙の臓器』と称されますが、
沈黙状態を維持できないくらいに、
私たちに、
いろいろな赤信号のシグナルを、
送ってくれていたのに、
こちらの受信アンテナの精度が、
悪すぎました。