それとは異なり、
日本で絶えず話題になる、
若者の就職先ランキングでは、
『経済面での待遇の良さ』や『福利厚生』
といった、要は、
『給料が高くて手厚い生活支援のある』
就職先が、人気のマトです。
確かに、お金が無ければ、生活は苦しく、
心も荒んでしまいがちです。
それゆえに、我々は疑問も持たずに、
『効率良く仕事をして給料やボーナスを
少しでも多く貰えるようになる』ことが、
幸せへの原動力になるのだと、信じ、
立ち止まって考えることもなく、
その価値観を、
受け入れ続けてきたのかもしれません。
一方で、この若き車掌くんの仕事ぶりは、
爽やかな感動を、
与えてくれるものでした。
きっと彼の中には、
お金至上主義や効率至上主義を、
凌駕する「鐵道愛」が、
揺らぐことなく根付いているのでしょう。
若いっていいなあ!
瑞々しい感性っていいなあ!
…久しぶりに、
すがすがしい若者、
自分の仕事に誇りをもって、
奔走している若者に、
出会えた旅になりました。