この旅行では…
都会ではありえない、長い時間、
次の電車やバスを待ちました。
小銭を握りしめて、寒風の中、
電車やバスを待っていました。
ボーっと何も考えず、
ひたすら、眼前の風景を眺める時間を、
何度も過ごしました。
「効率の良さ」ってそんなにも、
人を幸せにすることなのかなあ？
そんな、今更ながらの疑問や気付きを、
お土産として、持ち帰ってきました。
中でも、若き車掌くんの仕事ぶりは、
忘れることができません。
一番印象に残ったのは、
彼の仕事のモチベーション、
～大井川鐵道への愛着～の
溢れんばかりの深さです。
彼のキビキビとした仕事ぶりを、
見ているだけで、
「存続が危ぶまれている、この鉄道を、
何とか再興したい」という思いが、
ヒシヒシと伝わってきました。
この若き車掌くんは、
（おそらくは）給与が低くて、
エアコンとは無縁の、
厳しい環境の中で、
日々、腐ること（？）なく働いています。
多分、彼の中には、
「大井川鐵道愛」が、
しっかりと根付いているのでしょう。
