奥大井湖上駅周辺で、
一番見晴らしが良かったのは、
(枯れ草が生い茂った展望所ではなく)
駅のすぐ後ろにある階段を、
上ったところにある、
ログハウス風の休憩所でした。
私たちと同時に、
湖上駅に降り立ったほとんどの乗客は、
更に終点を目指して、
次の電車に乗っていったので、
残ったのは、わずか数人。
数人しかいない休憩所で、
帰りのミニ列車が来るまでの、小一時間、
ボンヤリと、
湖上駅の風景を眺め続けていました。
快晴ではなかったけれど、
小雨降る冷気の中で、
南アルプスの山々と、湖と、
刻々と湧き出て流れる雲が、交わる、
絵画のような素敵な情景を、
楽しむことが出来たから、
これはこれで良かったのかな…
井川線(南アルプスあぷとライン)は、
大井川の上流に向かって、
走行しているので、
土砂が流れ込み、
パワーショベルが散見される下流域とは、
様相が、一変します。
冬の大井川の川面は、澄んでいて、
神々しさすら感じる美しさでした。