698 何が足りないんだろう?〈前編〉(23)
脳死ドナーが、出現した時に、ドナーになってもいいと、最終的に判断するのは、脳死者本人ではなく、家族です。家族は、脳死者本人が、臓器提供の意思表示を、生前に示していたり、口にしていたなら、判断しやすい(承諾しやすい)と、言われています。問題になるのは、本人が生前に、そういった意思表示や臓器提供の話題に、言及していなかった場合です。判断するのは、家族ですから、家族が断れば、移植は行われません。ということは、脳死者本人の意思と同じくらい、重要なのが、『家族の臓器移植に対する、理解力や共感力』ということになります。再び、身近な例になりますが…私の友人のご主人は、今から15年前に、車で帰宅途中に、事故に、巻き込まれました。交差点の信号が、赤信号から青信号になり、動き始めたところで、赤信号を猛スピードで突っ込んできた、車に激突され、意識不明の状態に…その後、意識が戻ることはなく、事故の10日後に、亡くなりました。赤信号を無視して、走り抜けようとした、若い男の車は、無保険車だったそうで、友人は、号泣しながらも、加害者の若い男とも、闘わねばならないという、苦しい日々を送ることになりました。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村