はい。
前回のつづきです。
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昔、
債務整理しているにもかかわらず、
クレジットカード使っているのか！？
という
疑わしい債務者の人がいた。
基本、債務整理をすると、
情報機関に、登録される為、
絶対ではないが、
まず、
まともな金融会社は、その人に対し
新たな融資は行わない。
もちろんクレジットカード会社も。
クレジットカードには、
キャッシング枠と、ショッピング枠がある。
キャッシング枠は、貸金業法という法律に基づく運用
ショッピング枠は、割賦販売法に基づく運用をしている。
通常、債務整理に入れば、
その人に対する
カード会社の信用がいったん無くなる形になるので、
カードそのものは使用不可になるのだが、
え！？
なんで、その人カードつかえるんだ！？
ということがあった。
よくよく聞くと、
債務整理に入るとき、
銀行、信販、消費者金融等すべての債務を
正直に全部最初に申告するべきところ、
1枚だけカードを使用したいが為に、
申告せずにいた人だった。
本来なら、規約違反だ！と言って、
債務整理を解約（解散と呼んでいた）し、
そのような債務者を切ることも可能だ。
しかし、
なんだかんだ規約はあっても、
本当に解散するかしないかは、
私と、
もう一人の先輩に裁量権があったのだ。
まったく、仕方の無い人やなぁ、、、、(*｀∧´)／
と、一応注意しつつ、
結局のところ、
そのクレジットカードの支払自体も行き詰り、
そのせいで、債務整理での支払いも滞りつつあったので、
追加で、そのカードでの負債を債務整理に組み込み、
継続した。
カードを使えなくしてしまうのは可哀想だが、
どのみち、支払が滞ったら一緒。
とっとと完済して、
時が経てば、また使えるようになるさ。
カード会社（債権者）から貰ったデータにて、
金額を追加し、他の債権者にもお知らせしていく処理をするのだが、
その人、ショッピングに使った分が、
妙に不自然であった。
やたら同じ金額の物を何回も買っており、
「なんじゃこれ？？？」
まぁ、別に、その人が何を買ったとかの情報は関係ないので、
問い合わすことはしないが、
おそらく、JR等の新幹線の回数券等の、
すぐに
金券ショップで換金できるようなものばかりだったのであろう。
私そのとき初めて、
なるほど！このようにして、お金に変えれるんや！と、
実は、知ったのであった（笑）
債務者の人って、
ある意味むっちゃ賢いなと一瞬関心したことがある(^▽^;)
しかし、
そんな事、本当は、関心してはいけないのだ。＾＾；
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クレジットカード会社の規定で、
ショッピング枠を利用した現金化は禁止されている。
クレジットカードの所有権は、あくまでカード会社にあるのだ。
カードは、
あなたを信用してカード会社が貸しているものにすぎない。
カード会社の規約を無視し、本当はしてはいけない現金化をすると、
その信用を裏切ったことになり、
カード利用停止になる。
まぁ、ぶっちゃけ、
罰則規定はないし、
カード会社が、いちいちカードで買って、
引き落としがまだされないうちに、
その物がどうなろうと調べたりすることはまず無い。
実際、カード会社に、最初から現金化目的で利用しているなどは、
ほぼバレない。
もし、それが理由でカード利用停止になる場合は、
キャッシング枠がいっぱいであったり、
利用日時が近接していたり同じ物ばかり購入していたり、
明らかに怪しい場合なのだろう。
でも、よほど、暇でない限り、
そこまでいちいちチェックはしていない。
カード利用者が、初めて支払を滞った時に、
バレるが、
実際は、
滞納が激しくならない限り、利用停止というのは無いに等しい。
きっちり約束どおり、お支払をしていれば、
形はどうあれ「いいお客様」なのだから。
かといって、
クレジットカードのショッピング枠を利用した現金化は、
自分の債務を増やす行為である。
自分の首を絞める行為である。
せっかく作れたクレジットカードは粗末にしてはならない。
いざというときに、
ショッピング枠で、
純粋に物を買ったり、
おいしい物を食べたりし、自分も、人をも喜ばすことができるのだから。
変なことで債務増やして、あとで慌てるよりも、
カードは通常利用した方が賢明だ。
カード会社をナメてはいけない。
