借金がある。
このことは、恥ずかしいか！？
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私の父親は、ギャンブル（主に、競艇）にハマり、
借金を作り、私の母親に経済的な苦労をさせていた。
結局のところ離婚したが、
当時、母親は、父親の借金を肩代わりしていたので、
その支払もあった為、
私の家は、母子家庭で長年経済苦であった。
私は、父親のせいで、父親の借金のせいで、
家が貧乏だったことを呪い、
借金する人間なんか、皆超ろくでもない奴らばかりだと、
ずっとずっと思い込んでいた。
かなり根深く思い込んでいた。
借金があるだとぉ！？
恥を知れっ！！
と、思うぐらい、
借金がある＝最低と、思い込んでいた。
しかし、
消費者金融会社にはじまり、
そして、
債務整理業務、多重債務、借金の相談等の仕事をしていて、
わかったことがある。
借金する人間は、皆ろくでもない人ばかりではない。
私が思う、ろくでもない人は、むしろ、ほんの少数で（たぶん1％）
ほとんどの人間は、（99％は）基本皆いい人ばかりであるということ。
借金がある事は、最低でもなんでもない。
細かい説明は今は省くが、
ざっくり言うと、
借金があることは、
皆、人生、一生懸命生きている、生きようとしている証だということである。
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事実、二人に一人は借金持ち。
住宅ローン、車のローン、クレジットカードでの買い物。
表現はそれぞれだが、
これ全部まとめて、借金だ！
どんなにお金持ちでも、
クレジットカードで物を買えば、
カード利用代金の引き落としの日までは、
カード会社に借金を負うことになる。
形はどうあれ、借金は借金。
また、
何か会社、事業をおこすにしても、
事業資金を借りて、起業することもある。
ちなみに、
日本の、
会社法という法律の中での、
「大会社」の定義は、
・最終事業年度に係る貸借対照表に
資本金として計上した額5億円以上。
・最終事業年度に係る貸借対照表の
負債の部に計上した額の合計が200億円以上。
すなわち、
借金が200億以上あれば、立派な大会社なのである。
普通、
それだけの借金があれば、ヤバイと思ってしまうものだが、
逆に、それだけ借りることができるということじたいが、
ものすごいことなのである。
世の中に、お金を借りてくれる人がいなくなると、
銀行などの金融機関は、たちまちいき詰まり、
経済は悪化していくのだ。
それほど、
借金というものは、
重要な経済の担い手なのである。
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また昔の話になるが、
債務整理や借金の相談に、
当時、同じ職場の人間には黙っていたが、
今思い出すと、7人の知人が借金相談に来ていて、
そのうち、4人が、
私の職場で債務整理をしていた。
うち一人は、プライベートで借金の相談をされ、
債務整理についてのことを知りたがっていたので、
教えてあげて、整理したのだが、
残りの3人は、
まさか、
私が、ここで働いているとはつゆ知らず。
窓口で対面し、やや微妙な空気に（苦笑）
私自身は、とりあえず普段どおりに笑顔で接し、
その知人から、最初の支払に充てる金額を預かり、
預り証を発行し手渡し、
ほんと普通にしていた。
まぁ、
「久しぶりやねー。」とか言ったこともあったかな！？ｗ
皆、
借金、
しかも多重債務で整理、
そのことを知人の私に知られてしまい、
さぞかし嫌だったにちがいない＾＾；
こちらこそ申し訳ないのだが、仕方のないことである＾＾；
やっぱり、皆恥ずかしそうにしていた。。。。
確かに、こんな問題は知られていいものではない。
私も、内心、
知ってしまって、ごめんなさいm(__)mである。。。。
仕事上の守秘義務があるのはもちろん、
何故か昔から、
やたら人の秘密を知ってしまうことが何かと多かった。
でも、だからと言って、
私は、
そのことを個人を特定して言いまくることは絶対しない。
自分がされて嫌なことは人には絶対しない。
付き合いが浅く、
私の基本性格や考え方を知らない上記知人の一人が、
不安になってか！？
債務整理開始した当日の夜、
私のところへ電話してきて、
こんな恥ずかしい事ほんと嫌だの、
こんな理由で作った借金だっただの等、
色々言ってきたことがあった。
その知人の借金の理由は、親に頼まれたものばかりだった。＞＜；
あまりにも不安がっていたので、
私自身も、
実は親に、勝手にクレジットカードでキャッシングをされ、
借金の返済をしたことがあった事、
その他たくさん、
少しでも、その知人の不安が解消されるならばという思いで、
色々対話した思い出がある。
その知人は、すでに無事借金を完済させ、
今も幸せに日々を送っている。
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借金があろうと、それが多重であろうとも、
自分自身を卑下してはいけない！
