後の朝 | 水鏡殿

水鏡殿

イニョン王妃の男にハマり
シンイにハマり
「君の声が聞こえる」でイジョンソクにハマりました(笑)
韓国ドラマと中国ドラマ、たまにタイドラマを見て書きたいこと書いてます。
読んでくださってありがとうございます❤️

どうしよう……私…ついにスハと…?

 
朝、ヘソンが自分のベッドで目をさますと、隣で幸せそうな顔で爆睡するスハがいた。
 
その顔をまじまじとみつめヘソンは頭を抱えた。
 
スハは裸のまま寝てるし、ヘソンは下着姿だ。
 
 
ヘソンには昨夜の記憶がなかった。
なぜこんな事になったのか…
 
ヘソンは昨日の記憶をひとつひとつ手繰り寄せるように考える。
 
昨日は仕事の後に久しぶりに事務所のメンバー全員で屋台に出向いた。 
 
その屋台にドヨンと芝生頭が先にいたんだ…
 
一緒の席で飲むことになって
最初は一杯でやめるつもりだったけど…
チャ弁が珍しく芝生頭と熱く語り合いになって
 
そこまでの記憶はあるけどなぜか…その後の記憶は無い。
 
きっと飲みすぎた…?
まさかそれで酔った勢いで…?
それとも酔った私をスハが?
 
ヘソンは自分の下着の胸元を指でつまんで中を覗いてみた。
 
ブラは…つけている…けど…?
 
 
「ちょっと…?さっきから何イヤラシイ事考えてるんだよ?」
 
不意に声をかけられて、声の主を見ると
いつの間にか半身を起こし自らの手の平の上に頭を乗せたスハが呆れたようにこちらを眺めている 。
 
「やだ。起きてたの?」
 
タオルケットを手繰り寄せて胸元をかくすようにしたヘソンは顔を赤らめた。
 
「あのね。いくら俺が血気盛んな若者だとしても、
酔った人を無理やりどうにかしようなんてそんな外道な真似しないから…ひどいな。」
 
 
なんだ、してないのか…。
 
ヘソンはスハから顔を背けてそう考える。
それもそうだ。スハがそんな事するわけがない。
 
じゃあなんでこんな状態なわけ?
 
今度はスハの目を見て考える
 
「酔ったあんたが、俺をベッドに連れ込んだの」
 
 
スハはニヤリと口の端をあげてヘソンの顔を見た。
 
ええええ?本当に?やだ?嘘でしょ?
 
 
パニクるヘソンが面白くてスハは事実をありのままに話すべきか考える。
 
 
 
※※※
 
「チャン弁が酔いつぶれて起きない」
 
屋台からヒョン(チャ弁)が電話してきてくれたのは23時過ぎの事だ。
ヒョンが寒いからタクシーで送ろうかと言ってくれたが丁重に断った。
チャ弁がタクシーの中でヘソンを快方する?考えただけでも寒気がする。
 
「ヒョーン!!ヘソンにヒョンの上着を掛けて暖かくしてやって!それ以外は指一本触れんなよ!」
 
と声を荒げたらチャ弁が楽しそうに
 
「おまっ、酷い奴だな俺は風邪引いても良いのか?!早く来ないと連れて帰るぞ〜」
 
そう言ってプツッと電話を切りやがった。
 
俺をからかうのがもっぱらのこの人の楽しみらしい…。
 
酔い潰れるまで飲むなんて久しぶりだったし、ヒョンのことは…まあ心配はしてないけど…とにかく風邪をひかれてはまずいし、俺は慌てて迎えに行ったんだ。
 
タクシーで帰って来てお約束のおんぶであんたを部屋まで運んだ。
 
最近の特訓の成果でかなり筋肉がついたせいか、前ほど苦痛にも思わず
楽に階段を登りきれた。
 
…もしかしてヘソンが痩せて軽くなったのか?
 
 
声を掛けても一向に起きないヘソンをベッドに落として布団にくるんです巻にしてから
シャワーを浴びようとしてスハがシャワー室で裸になっていると寝ぼけたヘソンが
下着姿でドアを開けて入ってきた。
 
「う、うわぁ!な、なんだよ!!」
 
慌てて、バスタオルを腰に巻いたスハはさらに驚いた。
下着のままのヘソンがスハの横をすり抜けてシャワーの蛇口を今にもひねろうとしている。
すんでのところで蛇口をひねろうとする手を取り上げて、
抱え上げてベッドまで運んだのだ。
 
再びヘソンをベッドに下ろそうとしたら
ヘソンがスハの首に回した手を離さなくなり、スハはそのままベッドの淵に倒れこんだ。
かろうじてベッドの上に乗ったヘソンに羽交い締めにされた形で。
 
ベッドの淵に頭を乗せたスハは下着姿のヘソンの寝顔を間近でマジマジと見つめることになり…
 
…。
 
む、胸元が…。
 
 
「や、やべ…ちょっと、離してこれ…」
 
 
ヘソンの腕の中から自分の頭を引き抜くと慌ててシャワー室に飛び込んで冷たいシャワーを浴びまくった。
 
シャワーで頭を冷やし…(もちろんその後にちゃんとお湯に戻して温まったが)
 
シャワーから出たスハは放ったらかしにしたヘソンがどうなったか気になって覗きに行った。
寒かったのかいつの間にか布団に入って寝ているヘソンを見てやれやれと頭をかいたスハだった。
 
…これでよく今まで何ゴトもなくやってこれたな?
 
ヘソンの酒癖の悪さは要注意だなと改めて感じるスハだった。
 
その後スハのちょっとしたイタズラ心でヘソンの隣にワザと上半身裸で寝てやったのだった。
起きたヘソンの慌てる顔を想像してたら面白くなって、そのまま寝てしまった。
 
…とまぁ、そんなオチだけど、話すのも癪なので
 
「さあね」
 
とだけ答えて置いた。
 
 
ええええ?私が?
 
 
ヘソンが事の真相を知るのもう少し後のこと。
 
その日、事務所では頭を抱えて昨日の出来事を思い出そうと必死になるヘソンのデスクの隣にグズグズと鼻をすすり、くしゃみを連発するチャン弁がいたのだが…。
 
 
「チャン弁?風邪引いたの?だめよ、ちゃんと温かくして寝なくちゃ!」
 
「あ?あぁ、そうだよねー、そうするよ。」
 
チャン弁は鼻をかみながらニヤニヤ…いや、ニコニコしていたとか。
 
 
★終わる★
 
※後の朝(ノチノアサ/ノチノアシタ)…男女が一夜を共に過ごした翌朝
 
 
 
 
 
 
あけまして…と言うより
寒中見舞い申し上げます。…ですね。
今年もどうぞよろしくお願いします。 
 
ところで私お酒はほぼ飲めません。
若い頃は記憶をなくすほどお酒飲める人が羨ましくて←
無理に飲んでリバースなんてよくありました←お?誰か似たような人がいたっけな(笑)
(横断歩道の真ん中でやっちまったことも。)
酒は飲めば強くなる…あれは嘘だとわかったのはその後のこと(笑)
 
アルコールを分解する酵素?だかなんだかが飲める人よりすくないんですって。
だれかそれ、ください〜。