学校でのマスク着用、「必須ではない」運用に見直し…熱中症対策
2020/08/06 16:58
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200806-OYT1T50269/

 文部科学省は6日、新型コロナウイルス感染症対策をまとめた学校向けのマニュアルで、児童・生徒のマスク着用に関して「常時着用」としていた運用をあらためる通知を全国の教育委員会に発出した。「身体的距離が十分取れない時は着用」と変更した。熱中症対策も考慮し、マスク着用は必須ではない運用にあらためた。
 

 

 

(いすけ屋)

 

 日本では以前からマスクに対する信頼度が高く、空気感染する病気が流行ると、即マスク着用であった。今回も専門家委員会が「3密」を外すことと、マスクをすること、手を洗うことを推奨したので、全国民が従った。しかしだよ、マスクの効用は、ことウイルスに関しては、予防効果はゼロ。息をすれば、ウイルスはマスクの網目の隙間を悠々と入ってくる。ただ、大声を出す人の唾は遮断される分もある。ウイルスに感染している人が、マスクなしで、他人の面前で咳をすれば、その他人はほぼ確実に感染するが、マスクをしていれば、リスクは半分になる。まあ、その程度の効果だと知っておいた方がいい。

 

 従って、学校でのマスク着用は、感染した子でなければ、無理にすることはない。だから、友達の近くでしゃべる時はマスクをつけて、それ以外は外してOKだろう。これからは確率の低いウイルス感染より、「熱中症」の方が確率は高くなる。そして、恐ろしい。従って、上記見直しは当たり前というか、遅すぎるぐらいである。