【女性2閣僚辞任】
勢いづく野党 首相の任命責任追及で足並み 世論調査では期待度なお低く…
2014.10.20 19:37
http://www.sankei.com/politics/news/141020/plt1410200101-n1.html


 小渕優子、松島みどり両氏の経済産業相および法相辞任を受け、野党は安倍晋三首相の任命責任を追及する構えだ。第2次安倍政権で自民党の「1強多弱」の構図が続く中、相次ぐ「敵失」でにわかに勢いづく野党。だが、世論調査では野党への期待度は低く、世論の追い風が吹いていない現実が浮かび上がった。


 野党各党の幹事長らは20日、国会内で緊急に会談し、足並みをそろえて首相の任命責任を追及することを確認した。政治資金収支報告書の訂正問題を抱える江渡聡徳(えと・あきのり)防衛相ら他の閣僚の追及に加え、衆院政治倫理審査会などで引き続き小渕、松島両氏の疑惑解明を求めることでも一致した。


 民主党の海江田万里代表は記者会見で「首相の任命責任が問われる」と強調した。だが、小渕、松島両氏の辞任の可能性が報じられていた18、19両日実施の産経新聞とFNNの合同世論調査では「与党に対抗できる野党」への期待を尋ねたところ、「特にない」が51・1%に上った。


 政党支持率は民主が9月の前回調査より0・7ポイント減の6・5%、維新は同1・6ポイント減の4・4%と低迷。野党再編も「期待しない」が54・5%を占めた。




いすけ屋

 民主党は昨夜、さぞかし祝杯を挙げたことだろう。海江田さんは、「次は首相の任命責任追及だ」と意気込んでいる。しかし、政権を攻撃するのにこの手しかないというのも寂しいものだ。有権者はバカではないから、そんな野党を支持しない。いい加減、気が付けよ。

 「うちわ」だったら、民主党にも必ずブーメランとなって帰ってくる。松島氏が言うように、こんなもの誰が見たって「公選法が定めた財産上の価値があるもの」には見えない。現に、過去にも「うちわ」での告訴はあったが、起訴されたことはないそうだ。今時、うちわは買わなくてもどこかで貰える。新聞販売所やら地区のお祭りやら、自然に入ってくるし、あとは燃えるゴミに捨てるだけのもの。カラー写真入りのチラシを刷る方が高くつく。ブーメラン1号は蓮舫であり、2号は松崎議員だ。覚悟しとけ。




 
 小渕議員の真相が明らかでないので、ここでは評論しない。ただ、彼女の会見を見ている限り少しは同情心もある。悪意は全くなく、先輩を重んじ、それが今の公職選挙法に照らし合わせると上手くないということだ。何故か日本は西洋文化を最上のものとして取り入れてきた。西洋人は根本的に性悪論に基づいている。だから法律を厳しくしないと規律は守れない。

 一方、倭の国日本は、基本的に性善説により文化が形成されている。だから、「なあなあ」でも事が進んだ。相手を信頼しているからだ。ところが今の日本人には、この「なあなあ」を嫌う人が多い。教育の成果だろう。個人主義が一般化し、何事も自己責任が求められる。風営法とか暴対法を厳しくして、世の中は安定したか? 殺人事件がかえって増えたぐらいだ。法がストレスを増やしていることもある。そのため、私などズボラな人間にとって、ずいぶん住みにくい世の中になった。

 公職選挙法が政治家の透明な政治資金の収支を求めたのはわかる。買収して票を集めるようでは、民主主義ではない。しかし、政治家が住民と密着してこそ、底辺の事情、意見が収集できる。そう思えば、観劇会やその他の催しも、一種の政治活動には違いない。とズボラな私は思う。あまりがんじがらめにすると、それこそ政治家と庶民の距離が縮まる機会が失われると思う。

 ともあれ、小渕氏は真相を明らかにし、もし、まっとうな説明が出来ないなら、一旦議員も辞職して、今度は腋を絞めて出直してもらいたい。