号泣県議が辞表提出 政務費問題「県庁に行きたくない」「記憶にない」などと釈明
2014.7.11 14:08
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140711/lcl14071114080001-n1.htm


 兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属=が政務活動費で不自然な支出をしていた問題で、野々村氏が辞職の意向を固め11日、辞表を議長宛てに提出した。


 議会は同日午後、会派代表者会を開き、野々村氏への調査内容や進退問題について報告される見通し。事務局や関係者によると、議会による、これまでの再調査では野々村氏が「県庁に行きたくない」と申し入れたため、神戸市内の別施設で面会。問題となった日帰り出張の経路については「記憶にない」と釈明し、目的地や活動内容などのデータは「パソコンから削除した」と話した。


 JR西日本や切手を購入した金券ショップにも確認を求めたが、個人情報を理由に販売履歴などは閲覧できなかった。疑惑がある政務費については返納の意向を示しているという。


 11日の会派代表者会では調査内容を報告し今後、政務費についての条例改正や内規の変更を進めるための組織体制などについて協議する。




いすけ屋


 今、「号泣県議」と言えば、「ああ、あの人」と名前は言えなくても号泣シーンは誰もが思い出す超有名人だ。彼が辞表を出したようだが、議会がどうもやめさせたいらしい。辞めて貰って、それで幕引きにしようたって、そうはいかない。兵庫県民が説明責任を果たさない野々村県議がこのまま辞職するのを許すはずがない。県議会としても、大なり小なり、この手の政務調査費を支出している議員はいるはずだ。どうも事務局の体制が三重県なんかと比べると、めちゃくちゃ緩いから、たたけば埃の出る物件はいくつもあるはずだ。そこまで追及して、今後の対策を決めないと、せっかく号泣県議が示してくれた不正の数々もパーになる。まずは議会の姿勢を正すことが先決だ。


 ご本人は、「もう県庁に行きたくない」とか「日帰り出張の経路については記憶にない」とか「目的地や活動内容などのデータは、パソコンから削除した」と言ってるそうな。「記憶にない」言うのは政治家の答えたくない時の常套句。肝心の証拠となる目的地や活動内容などのデータは、パソコンから削除したというのも辻褄の合わない話で、消したデータなんぞ簡単に復元できるから、もともと何もなかったこともすぐわかる。そうなると、嘘をついていたことになり、もう一つ訴因が増えることになる。


 どうせ、カラ出張やカラ切手は先輩議員から受け継いだ「技」だろう。過去6年ぐらい、会計検査並みに追求すれば、面白い。おそらく「出るわ出るわ、埋蔵小判、もとい”不正の手口”」 この問題は兵庫県議会に限らず、全国の都道府県市町村及びその議会にあるはずだ。官民格差は相変わらず縮まらないのに、8.7%の給料カットはもうなくなった。これをすべて消費に回すように義務付けられていれば、景気対策の一環として諦めもつくが、所得の高い人はより高く、低い人はより低くなっていく現状は、考えてもらいたい。そんな状況での「政務活動費」である。最新の注意を払って、使ってもらいたいものだ。これが偽らざる一庶民の気持ちである。