オバマ大統領訪日、「国賓」で調整 18年ぶり
2014年3月28日05時33分
http://www.asahi.com/articles/ASG3W7GR1G3WUTFK00Q.html?iref=comtop_list_pol_n02


 米国のオバマ大統領が4月下旬に予定する日本訪問で、日本政府が「国賓」として迎える方向で最終調整していることがわかった。日本政府関係者が明らかにした。


 オバマ氏は日本のほか韓国、マレーシア、フィリピンを歴訪する予定。米側は当初、日本滞在は1泊の日程で調整していたが、日本側が国賓待遇には天皇陛下との会見や宮中晩餐(ばんさん)会などの行事への参加が必要として、滞在日数の延長を求めていた。オバマ氏の滞在は2泊になる見通し。


 米首脳の国賓待遇はクリントン元大統領以来18年ぶりとなる。日本政府には昨年末の安倍晋三首相の靖国神社参拝以降、日米関係がきしむ中、オバマ氏を国賓として待遇することで関係改善につなげる狙いがある。


 オバマ氏は、安倍首相と首脳会談する予定で、ウクライナ情勢や環太平洋経済連携協定(TPP)について協議する。また北朝鮮をめぐる拉致、核、ミサイルの問題や日米韓の連携などの地域情勢、沖縄の基地負担軽減などをめぐり意見交換する見通しだ。




いすけ屋


 親米派の方には申し訳ないが、私はオバマの国賓待遇には反対だ。向こうが「やめてくれ」と言ってるのに、何故無理やりそんなことをするのか。当初は2日間の日程があったから、国賓としてお迎えしようということだった。ここまではいい。一般的に国賓待遇とするにはどうしても2日間必要とされているから、当初はそれでよかったのだが、韓国がダダをこねて、韓国にも来てくれと言い、それをオバマは呑んだわけだ。その時点で単なる訪問に変わったはずである。なのに、外務省だかどこだか知らないが、国賓待遇にこだわり続けている。まるで錦3丁目(名古屋)のキャバレーの客引きみたいではないか。みっともない。


 日程を1日に短縮したのは向こうなんだから、それ相応でいいのに・・・。どうせ、お土産も用意しなきゃならない。その候補が「集団的自衛権の行使」とTPPにおける「農産品5項目の関税排除」である。集団的自衛権はいいとしても、TPPはいかがなものか。当初は絶対に死守すると言って始めたが、ここにきて泥沼に嵌っている。ここでオバマのご機嫌をとるには、TPPで日本が折れることぐらいだ。別にオバマのご機嫌を窺うこともないのだから折れてはいけない。ところが安倍政権に、これを突き返すだけのエネルギー、気力があるのか甚だ疑問である。


 安倍政権は国益を捨て、意味のない日米間首脳会談に朴槿恵を参加させるために、見直し必至の「河野談話」を見直さないと言った。その結果の成果がゼロである。こういう結果は判っていたのに、オバマのいうことを聞いた安倍さんには、もとよりTPPを跳ね返す元気も勇気もないだろう。また日本を敵視しているオバマを国賓待遇で迎えても、これも何の効果もない。愚策を2つも続けてやるもんじゃない。改めて言う。オバマの国賓待遇には大反対である。