（いすけ屋）
竹島がどのようにして韓国に強奪されたのか、知らない人はいないと思うが、学校では決して教えてくれないので、その人たちの為に概略を示しておきたい。
日本の敗戦に伴い、韓国は恥を恐れず、サンフランシスコ平和条約に戦勝国として参加することを希望していたが、連合国に拒否された。当たり前である。また、対馬や竹島を自国領土と主張していたが、アメリカはこれも「ラスク書簡」（１９５１年８月）によってはっきりと拒否した。
１９５１（昭和２６）年９月にサンフランシスコ平和条約は調印され、翌１９５２（昭和２７）年４月に発効されることになっていたが、韓国の李承晩大統領は１９５２（昭和２７）年一月、国際法を無視した軍事境界線、所謂「李承晩ライン」を日本海上に突如として一方的に設定し、日本領土であった竹島を取り込んで韓国領土であると宣言したのである。
外交の一瞬の隙を狙った泥棒猫のような韓国の暴挙は、日本の主権が回復される三ヶ月前であり、あからさまな侵略行為であった。そう、こういうのを侵略国というのである。
その後李承晩ラインを侵犯したとされる日本漁民は韓国側に拿捕されたり、銃撃で殺される事件も多発した。日韓漁業協定が成立する１９６５（昭和４０）年までの間に、韓国に抑留された日本人は３９２９人に及び、拿捕された船舶数は３２８隻、死傷者は４４名を数えた。夫や兄弟を不当に強制連行された家族の苦しみはあまりに大きく、日本政府はやむなく日本人抑留者との引き換えに、韓国政府の要求で、常習犯罪者あるいは重大犯罪者として収監されていた在日朝鮮人４７２人を放免し、日本滞留特別許可を与えた。
竹島を奪われて６１年になる。日本政府は国際法廷で決着を付けるよう韓国政府を度々説得するが、裁判は不利だと考える韓国はそれに応じない。国際世論を味方に付けようと、韓国は事ある毎に竹島が自国領土だと宣伝している。竹島の日を制定したり教科書に竹島を記述すると、韓国は日本の侵略だと言い出す始末である。それに抗議しない日本の対応もだらしないが、恩を仇で返す韓国の行為はまことに卑劣である。
日本政府の対応は、このようにだらしないの一語に尽きるが、９条を背負わされた非主権国家日本であったから、止むを得ない面もある。それにも増して韓国の卑劣さは忘れてはならない。拿捕された人のうち４４名は殺されたのだ。さらに在日常習重大犯罪者４７２人を放免しただけでなく日本滞留特別許可まで与えた。何故、本国に送還しなかったのか。おかげで、日本には凶悪犯罪者の種をまいたことになってしまった。日本に帰化しない在日は、さっさと母国に帰ってもらうべきである。