慰安婦発言「正しい」 理解得られると橋下氏
2013.6.10 11:17
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130610/stt13061011190000-n1.htm


 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は9日のNHK番組で、旧日本軍の従軍慰安婦に関する自身の発言について「僕は正しいと思っている。今は批判を受けているが、時間がたつにつれて理解されると思う」との認識を重ねて示した。


 同時に「日本政府が慰安婦の事実を明確にしないと日韓関係は改善しないという思いで、ああいう発言をした」と強調。「(発言によって)党勢が拡大するのか、縮小するのか、国民の判断ということで割り切らないとしょうがない」とも述べた。





いすけ屋



 一旦は橋下さんを擁護したが、今回の発言で、私は前言を取り消すことにする。こんな事なら、一党首、一市長の分際で外交問題に発言するな。だいたい、彼女たちの証言がまともなら、慰安婦問題なんて起きていないのだ。とっくにケリがついていた筈だ。



 彼女たちの証言はコロコロ話が変わるから、そもそも信用できない。話がその都度矛盾している。それでも身の上話は可哀想だし、韓国がうるさいから、政府はケリをつけようと基金を作って民間から募り、彼女たちに支給した。これがいけない。賠償問題は、日韓基本条約でとうに解決済みである。



 こんな事をするから、日本が己の非を認めたことになり、ここに「利権」の目を付けた人間が、あれこれと宣伝して、日本に「もっとよこせ」と迫ってくるのだ。彼らはロビー活動が巧みだから、いくら使ったかは知らないが、米国下院、国連人権委員会まで買収してしまった。



 一方、わが外務省はなしのつぶてだった。しかし、それは仕方がないだろう。政府が「村山談話」「河野談話」を踏襲する以上、慰安婦問題を認めたことになり、何を要求されても、それに応えるしかあるまい。安部さんは選挙前、意気揚々と「河野談話の破棄」、「村山談話の見直し」を宣言し、これまでの自民党とは違った面を主張した。国民の反韓、反中意識の高まる中、この作戦は成功し、見事政権に返り咲いたが、最近の言論では第一次安倍政権の時と同じく、我々を失望させるものばかりだ。選挙が近づくと政治家ってのはいつもこうなる。ポリシーを継続できる政治家はいないのか。

 

 今回の橋下さんの発言も、選挙民を失望させるものだ。維新の人気が暴落したのは計算ミスだろう。ほんとは選挙前に、もう一度スポットを浴びようと、「爆弾」を落としてみたが、まずマスコミの強力な反発をうけた。ブラ下がりは止めると言っておきながら、翌日にはそれを取消したり、朝日と和解したりして、ごく普通の政治家と変わらなくなってしまった。何故初心を貫かない。間違いを、咄嗟に謝るのはいいが、譲れないモノは何なのかが分からなくなる。やはり、橋下徹とは、ただのタレント弁護士なのかもしれない。