いすけ屋


 「日本人が知ってはならない歴史」の若狭和朋先生が、「日露戦争と世界史に登場した日本」と題して、第4編目を上梓された。〈日本人の弱さの根源は歴史認識の弱さ〉と本書では書かれている。外務省の官僚、政治家全員に本書を配りたいぐらいだ。一部紹介するとこんな風である。



・・・・ 日清戦争において清国軍がソウル(漢城)を占領しようとしたとき、清国軍と戦い追い出したのは日本である。李氏朝鮮は戦わなかった。ロシアが朝鮮を占領しようとしたとき国運を賭して戦ったのは日本である。十万余の日本の若者が刺鮮・満州の地で骨を埋めている。朝鮮は戦わなかった。だから世界は朝鮮をそのような国として見ただけである。酷薄なことを私は言うようだが、史実が酷薄なだけだ。・・・・
 

 安倍さんは、こんな国に対して国交を回復させようとしている。それは日本にとっていいことなのか。個人的には「対韓国交断絶派」なので、あまり近づかない方がいいと思うが、世の中広いから思い通りにいかない事の方が多い。相対的に日本の国益が増すのであればやむを得ないが、これだけは事実だ。我が国がかの国に関わってろくなことはなかった。これからもないだろう。


 若狭先生の本を読んでいると、韓国の主張する歴史は冗談にもほどがあると言いたいが、大部分は戦後7年のうちに捏造された冗談である。名の知れた政治家も東大の教授も、このころの冗談をそのまま真実だと受け入れて育ってきた。そしてそのまま変わっていないのである。アメリカにこれだけ騙されたのに、まだアメリカにおべんちゃらを言わなければ、国防もままならないようでは、真の独立は永遠に達成できないだろう。



 この本の宣伝のついでに、「まえがき」を添付する。(もちろん著作権は若狭先生及び出版社にある。)


 



日本人に知られては困る歴史  

「日露戦争と世界史に登場した日本」(WAC)


まえがき   


「日本人に知られては困る歴史」とは何か?
 その一例を紹介しておく。


 日本は真珠湾を不意討ちしたということになっている。しかし、日本の機動部隊が昭和十六年十一月二十五日に択捉島のヒトカップ湾をハワイに向けて「密かに」出撃したこの瞬間に、ルーズベルトはこの事実を察知していた。 そして、「真空の海」作戦を密かに指令した。「日本艦隊を発見するな」という指令である。


 緊迫する日米関係にあって、ハワイに艦隊をとどめておくことの危険性を感じたキンメル海軍大将は艦隊の本土への移動と警戒強化を大統領に具申した。また、ショーター陸軍中将も同様の具申をした。ルーズベルトは両名を解任した。


 米国大統領は日本の攻撃をこそ熱望していたからである。
 かくして、真珠湾攻撃は不意討ちとなり、二千三百余人の米国の若者と市民が犠牲となったのである。


 日本はいま亡国の道を歩んでいると言える。
 ルーピー(低級なバカ)と嘲笑された首相がいたが、彼は言った。「日本列島は日本人だけのものではない」と。


 竹鳥、尖間、そして北方領土も「日本人だけのものではない」のだ。「博愛」とは、こうしたことをいうのか。そんなことはないだろう。


 原発事故を大人災にしてしまった首相もいた。原発と原爆は違うのだ。冷静に考えてみようではないか。福島の原発事故で放射能汚染による犠牲者が一人でも出ただろうか。世界中が認める最高の原発技術を日本は保有しているのだ。脱原発に日本を誘導しようとしているのは誰か。巧妙なやり口を凝視しようではないか。「地元」の反対による原発廃炉の手練手管を凝視しよう。


 また直近では、デフレのわが国でに亡国の大増税計画が着々と進んでいる。まさに日本衰滅を策しているとしか言いようのない現政権であるが。われわれは、この政権に潜むフランクフルト学派=もぐり共産主義者たちの奸謀に決して負けてはならないのだ。


 私は、こうした日本の状況を克服するための一つの有効な方法は、私たちが、これまで洗脳され培ってきた「間違った暦史認識」を正すことであると考えている。というのも、歴史認識であれ歴史観であれ、それは当然ながら、「世界認識」に通底している本質的な問題だからである。


 微力ながら、本書を上梓した私のささやかな動機はここにある。

 私たちが、日本人の弱点とも言えるこの「歴史認識の甘さ」をいまから克服できれば、新たな日本の時代が拓けてくるだろうと確信するものである。



平成二十四年夏

 旧巣に燕帰りて母は逝く  合掌     若狭和朋