震災3カ月…際立つ“ダメ菅”復興の邪魔だ、早くどかんかい!   
2011.06.11
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110611/plt1106111444002-n1.htm


 東日本大震災の地震発生から11日で3カ月を迎えた。「3・11」から半年後、1年後の状況を推測する大事な節目だが、阪神・淡路大震災当時に比べて復興への歩みはあまりに遅い。復興にあたる組織や権限を定める復興基本法案すら成立しておらず、居座る鈍“菅”首相への不満は高まるばかりだ。


 地震の規模やその後の津波、原発災害などからみて、今回の震災を阪神大震災と単純に比較することはできない。ただ、政権の対応能力の違いはひと目で分かる。


 復興の実施体制などを定める復興基本法案は来週中にも成立する見通し。しかし、阪神大震災時は発生から約1カ月で基本法が成立し、対策本部の設置にこぎつけていた。現在、震災関連法案は13法案が成立したが、阪神の同時期に比べて4法案少ない。


 政治の機能不全は直接、被災地の足を引っ張っている。仮設住宅は5万2515戸が必要だが、現在完成しているのは約2万8000戸。阪神ではこの時点で約3万8000戸が建設されていたから、1万戸も少ない。


 また、後手に回った東京電力福島第1原発事故への対応が、思わぬ形で悪影響を及ぼしている。内閣府によると、岩手、宮城、福島3県のボランティアは発生当日から3カ月間で延べ40万人と、阪神時の3分の1にとどまっている。「原発事故での放射能を避けたい心理が東北3県からボランティアを遠ざけている」(内閣府関係者)とみられる。


 一方、阪神大震災より増えたのが避難者の数だ。1カ月前より約2万7000人減ったとはいえ、まだ約9万人が避難所生活を送っている。阪神では、3カ月後の避難者は約5万人だった。


 阪神大震災の発生後、当時の村山富市首相は関係省庁の担当者に「よろしく頼みます」と頭を下げて回った。怒鳴ってばかりの菅直人首相では、進むものも進まない…。




いすけ屋


 震災から3カ月。3カ月たっても、ちっとも復興は進んでいないのは何故か。原発事故が重なったから、一概に菅さんだけを責めるのはどうかとも思うが、この政権のやり方に問題があった事は事実だ。今の菅政権は民主党の中でも左に寄った政権である。そのため「民主主義」と「権力」を履き違えている。従って人の意見を聞くべき事案とリーダーシップを発揮して皆を引っ張っていく事案の仕分けが出来ていない。


 復興構想は前者であり、復興構想会議を設けたのはまあいいだろう。しかし人選に難がある。もっと地元の意見を吸収出来る人選にするべきだ。被害の大きかった首長さん10名ほども入れるべきだ。その上で、国は費用だけ用意して、地元に好きにやらせる。当然地元負担もある。


 また、復旧と復興は別に考えた方がいい。復旧とは震災以前の生活を取り戻す事。住居は仮設でも、仕事があって自力で生活出来ることだ。その状態に一日も早く戻す事こそが、政治に求められる。其の為の財源を用意するのが政治である。この為にはリーダーシップが求められるだろう。この場合は全額国補でよい。ただし、増税はいけない。


 それにしても、「ダメ菅、復興の邪魔だ、早くどかんかいっ!」と大声で叫びたい気分だ。