自民党内、不信任案早期提出に異論も
    
(2011年6月1日08時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110601-OYT1T00183.htm?from=main1


 自民党執行部は31日、菅内閣に対する不信任決議案の1日の提出に向け、調整を進めた。ただ、党内の中堅・若手には「政局よりも東日本大震災への対応を優先すべきだ」という異論がなお根強く、谷垣総裁の足元は盤石とは言い難い。


 谷垣氏は31日、自民党本部で石原幹事長や中曽根弘文参院議員会長ら党幹部と相次いで会談し、不信任案提出の時期について協議したほか、1日の党首討論で菅首相を追い込むための作戦を練った。


 当初は不信任案の早期提出には慎重だった谷垣氏が積極論に傾いたのは、「ここでおじけづいたら、谷垣氏もおしまいだ」(自民党幹部)という事情があるからだ。公明党内でも「嫌菅」ムードが強まり、不信任案の早期提出を自民党に働きかけた。谷垣氏は31日夕、東京・有楽町での街頭演説で、「菅政権に任せていたら復興は成就しない」と強調し、復興の途中で政権と対峙(たいじ)することに理解を求めた。



いすけ屋


 自民党内にまだ、状況を理解できないバカが居るとは、ほんとにおめでたい党だよ。「政局よりも東日本大震災への対応を優先すべきだ」という理論は「お花畑」ごっこの理論だ。大震災への対応を優先するには、まず菅さんを辞めさせなければならないということぐらいは、小学生でもわかる。その結果が政局である。参議院議長は「馬を替えろ」と言った意味がわからないのか。バカタレめが!


 谷垣さんも、遅過ぎたぐらいだ。最初の1次補正で、この政権では復興出来ないことぐらい、明々白々だった。補正案反対と同時に不信任案を出すぐらいでないと、野党の意味がない。震災をてこにするぐらいで丁度いいのだ。こんな時こそ、素人民主党には任せられないといった意気込みも無いようでは、万が一交代しても、民主党と変わらないだろう。 


 「俺に任せろっ!」と言える、意気のいい議員はいないのか。テレビでは、「そんなら次の総理は誰にするんだ」とか瑣末な話をしているが、菅さん以外なら誰でもいいではないか。とにかく、官僚をもっとうまく使える経験者なら誰でもいい。ただし経済の分かる人でないと、復興はうまくゆかない。民主党には適任者はいないので、亀井さんか、自民党の麻生さんで大連立復興内閣と言う手もある。