歴史観めぐり不満噴出 自民「日独決議」で40人退席  
2011.4.22 20:44
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110422/stt11042220450008-n1.htm


 衆院は22日の本会議で、日本とドイツの交流開始150周年を記念する決議を賛成多数で可決した。ただ、執行部が賛成方針を示していた自民党は、文言に偏った歴史観の強要と事実誤認があるとして約40人が退席。議場に残った議員の多くも起立採決の際に座ったままで、執行部は大きな失態を演じた。


 決議は、民主、国民新、自民、公明など6会派で提案。先の大戦について「両国は1940年に日独伊三国同盟を結び、各国と戦争状態に入り、多大な迷惑をかけた」としている。自民党は谷垣禎一総裁ら党五役で賛成方針を決めていた。


 だが、本会議直前の代議士会で、保守系議員を中心に、リベラル派の執行部に対する不満が噴出。高市早苗氏が「ドイツを巻き込み誤った戦争観を強要する内容だ」と反対を表明したほか、下村博文氏は三国同盟締結以前の39年にドイツがポーランドに侵攻していた事実を挙げ、「こんな間違いを決議したら国会の見識が問われる」と退席を主張した。


 野田毅代議士会長も議案取り下げを提案。石原伸晃幹事長が「不注意で見落としておりました」と決議の事実誤認を認めた上で、自由投票を容認した。


 政調幹部は本会議後、「(保守派の)奇襲攻撃だ。彼らは決議を潰したいだけだ」と不満を漏らしたが、退席した安倍晋三元首相は「党にも諮っておらず異常な決議だ」と執行部の姿勢を批判した。党の基本理念に関わる歴史認識をめぐり、足並みの乱れを露呈した格好で、国対幹部は「これが今の自民党の現実だ」と自嘲気味に語った。


 日独交流開始150周年の決議に反対、退席した主な議員(敬称略)

 【自民党】麻生太郎、安倍晋三、阿部俊子、石田真敏、伊東良孝、伊吹文明、小里泰弘、小渕優子、加藤勝信、岸田文雄、小泉進次郎、後藤田正純、近藤三津枝、斎藤健、塩谷立、下村博文、新藤義孝、平将明、高市早苗、中谷冗、永岡桂子、平沢勝栄、福田康夫、古川禎久、古屋圭司、松浪健太、松本純、森喜朗、山口俊一  
【たちあがれ日本】園田博之、平沼赳夫
【無所属】城内実


いすけ屋


 これだから自民党には政権を任せられない。谷垣自民党は本質的に民主党と何ら変わらない。退席した議員及び起立しなかった議員こそ、真の日本を考える自民党国会議員である。よく覚えておいてほしい。上の欄に名前のない議員は、相変わらず洗脳されたまんまの反日議員であり、財務省にも簡単に丸めこまれるような能なし議員だ。


 石原伸晃幹事長が「不注意で見落としておりました」? 馬鹿言っちゃあいかんよ。幹事長たるもの、こんな大事な事を見落としていたはないだろう。この人の保守度はもともと怪しいので、信用していない。親の七光りでうまく政界を泳いでいるだけだ。


 従って、今の自民党執行部は民主党同様、総入れ替えの必要がある。こんな時期に政局の話も何だが、菅さんに辞めてもらっても、石垣総理という線は、菅さんといくらも変わらないと思っている。これが今の自民党の現実である。残るは退席した40人に頑張ってもらうしかない。代表して安倍さん、頑張れ!