日本尊敬され続ける、くじけるな…シンガポール
 
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110218-OYT1T01110.htm?from=main3


【シンガポール=岡崎哲】「日本人はくじけてはならない」――。


 シンガポールの有力紙ストレーツ・タイムズ(17日付)は、日本が技術革新を続け、優れた製品やサービスを生み続ける限り、「今後もずっと尊敬される国であり続ける」との東京特派員のコラムを掲載した。


 コラムでは、「GDPの順位だけで国の全体像は語れない」と指摘した上で、世界の音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞を日本人4人が同時受賞したことに触れ、「音楽でも経済でも日本がこの先見限られることはないと思い知らせた」と評価した。


 そして「世界レベルの成果」を生む要因として、勤勉さや仕事への誇り、秩序感覚など数字では表せない日本の国民性をあげた。

(2011年2月19日11時46分 読売新聞)


いすけ屋


 それにしても、シンガポールに慰められて何とする?


 ここに至った原因は明らかだ。戦後教育に洗脳された国民は、憲法9条を錦の御旗に、護憲が正義のごとく扱ってきた。憲法前文では、「・・・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。・・・」とあるのを信じて、世界中にその「お人よし」加減を振りまいてきたが、何の事はない、世界中に舐められただけだ。


 世界各国の人々は、日本人のように勤勉で、仕事への誇り、秩序感覚など、必ずしも持たない。為政者として、彼等の公正と信義を信頼する方がよほど無責任である。この不整合に気付いていながら憲法改正を一言も口にしなかった歴代の政治家は無責任政治家である。近年、安倍さんがようやく、「日本国憲法の改正手続に関する法律」を成立させ、憲法改正の手続き法ができた。(2007年5月18日公布、2010年5月18日施行)


 湾岸戦争終了後、クウェートは参戦国などに対して感謝決議を出したが、日本はその対象に入らなかった苦い経験がある。PKO協力法が出来たのはその後である。「日本人は金は出しても血は出さない」と揶揄され、恥ずかしい思いをしたものだ。


 65年の平和憲法の結果が、このざまである。かつて独立を助けてあげたシンガポールから、ここに至って慰められるようでは靖国に眠る英霊に対し、申し訳ないではすまされないだろう。


 護憲派さんに言いたい。もう、いいかげんに「おままごと」は止めなさい。理想は理想としても、リアリズムこそ大事である事が、そろそろ学習出来ただろう。もう口先で「遺憾である」なんていう抗議は終りにしようではないか。国会議員なら、与野党を問わず、早く96条を1/2可決に改正し、自主憲法制定に向けて動き出してもらいたい。権力争いは、デフレ脱却、景気回復のその後にしてくれ