仙谷長官の問責先送り、朝鮮半島考慮し野党
  
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101124-OYT1T00460.htm


 2010年度補正予算案を巡って、民主党の鉢呂吉雄国会対策委員長は24日午前、国会内で公明党の漆原良夫国対委員長と会談し、補正予算案の25日の採決を要請した。


 また、北朝鮮による韓国砲撃を受け、危機管理の責任者である仙谷官房長官に対する問責決議案について、「今すぐ出す話は、的を射ていないのではないか」と述べて提出の見送りを求めた。


 この後、自民、公明党などの国対委員長が国会内で対応を協議し、国会での北朝鮮に対する非難決議と、25日の衆参両院での集中審議開催を求めることで一致した。


 野党側は朝鮮半島情勢を考慮し、仙谷氏の問責決議案提出は補正予算案採決以降に先送りする構えだ。


 一方、補正予算案の審議日程で、与党は24日午前の参院予算委員会理事懇談会でも25日の採決を打診、野党側は持ち帰った。


 与党側は民主党の小沢一郎元代表の国会招致に関しては「努力している」と回答、政治的発言をする部外者を自衛隊関連行事に呼ばないよう求めた防衛次官通達の撤回は拒否した。

(2010年11月24日11時57分 読売新聞)



いすけ屋


 仙谷長官の問責決議と北朝鮮に対する非難決議とどっちが大事か? 当然、前者だろう。日本が北朝鮮に非難決議をしたところで、何の効果も無い。ところが仙谷さんの問責決議が可決すれば、さすがの柳腰さんも辞めるかもしれない。となればこれ以上の国益はない。


 これでは「自民党は機を見るに疎い」と言われても仕方あるまい。補正予算の議決は優先されても、北朝鮮は意味がない。南の味方のふりをしても自衛隊を出せるわけでもない。一方、仙谷長官は、事あるごとに中国のご機嫌をうかがい、日本の立場を中国の属国なみに貶めた。それぐらい仙谷長官は国益を棄損し続けているのだ。


 民主党は、仕訳がお好きだから、官房長官こそ自主仕訳して欲しいが、それが出来ないなら、参議院での問責決議は必定である。先送りするようでは野党も失格だ。可能であるなら自民党だけ解散して民意を問うてもよい。従来の先送り体質がダメ日本を作ったとも言える。その辺は自民党こそ反省すべしである。


 柳田法相のことなど、どうでもよかった。肝心のところ(仙谷問責)を実行できないようでは、また、さらに国民の信用を落とすことになる。こんだけ民主党が自分で転んでくれているんだから、もっとシャキッとしろ!私は個人的に、谷垣禎一総裁不信任案を提出したいぐらいだ。