1970年代に入るとカラーテレビが急速に普及した。

CMについては動画の魅力に色が付いてきたのだ。

カラーテレビは化粧品のCMを輝かせた。

特に杉山登志氏の資生堂のCMは強烈な印象を与えた。

お茶の間に美しく活動的な映像が飛び込み化粧品のアピールをされたら、

その説得力は言葉を凌駕する。

化粧品ばかりでなく、カラーフィルムによるテレビCMに乗った商品は

CMを放送すれば爆発的に売れる時代が来た。

国民の生活水準のUPに伴い、テレビCMはその時代をリードしていったのだ。