高校教師の部活での殴打からの自殺。
大問題になっています。
軍隊式の指導は体育会だけではなく、文化系の部活でも勝つことを目的にしているようなクラブでは常態化しているでしょう。
それが指導者と生徒との間で信頼関係があれば愛となるでしょう。
自分の間違いに気付かせるための愛の鞭ならば許される・・・
でも事件が起きた学校では指導者と生徒との間にそのような関係は残念ながらなかったのでしょう。
これは教師や学校だけの問題ではありません。
その部活の保護者で組織する集団も彼らが勝つためにプレッシャーをかけ続けたでしょう。
勝負に勝つ前に自分たちのチームでレギュラーになるための戦いも厳しかったことでしょう。
いろいろな様子が生徒を追い詰めたのでしょう。
世の中で勝ち負けがあるものには必ず敗者がいます。敗者になった生徒を切り捨てるようなムードがなったのではないでしょうか?
敗者になった生徒をフォローしてあげることができなければ愛の鞭にはなりません。教育ではありません。昔からこんなことが全国各地で繰り返されているのです。昔はそういったことに疑問を持つことも許されなかったし、仮に事件があっても組織ぐるみで隠ぺいしていたことでしょう。
大事なことは勝つことの喜びを教えることだけでなく、敗者になった時の立ち直り方、軌道修正を教えることです。
当該の問題で部活動が活動停止になっているようです。日本のスポーツや音楽の教育では小さい頃から一つのことに打ち込んでコツコツ積み上げて勝者となっていきます。高校まで勝者でいた生徒たちからそのスポーツを取り上げてしまうことは、生きている彼らの気持ちを喪失させてしまいます。
自分ではどうしようもないところから自分の全てを賭けていたものを奪われる。自己否定をされるのです。
こういった事件があった時に集団責任を取ることが美徳とされますが、これも軍隊的。
子供のころからいろいろな選択肢を持って、勉強やスポーツ、音楽いろいろなことをやっていればここまで追い詰められないでしょう。人生を賭けて一つのことに打ち込むことは美しいですが、それは危険なことでもあるのです。
学校だけでなくて、いろいろな面で日本はゆがんでいるのかもしれません。