サザンオールスターズのアルバム、コンサートを
なぞってきたので今度はシングル。
すごい数かと思ったら53枚なんですね。
まずは記念すべき第1枚目。
「勝手にシンドバッド」
この曲は現在でもライブの盛り上げ曲として欠かせない存在です。
ただこの曲が出来たころはまだミディアムテンポで桑田さんの印象を
強くつけた捲し立てる歌い方もあそこまでではなかったですね。
アルバムを作る際に斉藤ノブさんをパーカッション兼アドバイサーに
入れてラテン調のアップテンポな感じにアレンジを変えたため、
こんな感じになりました。
アミューズの大里元社長がこの曲を気に入ってデビュー曲にしたわけですが、
桑田さんが一番最初に作詞作曲したと言われる「茅ヶ崎に背を向けて」などが
デビュー曲候補だったとも言われています。
ただものすごいインパクトがあったために曲はヒット。
サザン自体もコミックバンド的な存在として人気が出てしまい、後に苦しむことに
なります。
このヒットの仕掛けとしてはナベプロ時代にキャンディーズを手掛けた大里さんが
ザ・ベストテンのスポットライトというコーナーにサザンを仕込み、
新宿ロフトからライブをやったのですが、当日ファンがいないためベターディズの
後輩とキャンディーズ解散後の全キャン連のメンバーを動員して酒をふるまって
異常な盛り上がりを演出したため、お茶の間にはかなり人気のバンドという映り方を
したということです。
夜のヒットスタジオにサンバの踊り子たちを仕込んだのもまたサザンのノリを
象徴する感じでヒットさせる原因になりました。
とにかく「勝手にシンドバッド」は予想以上のヒットでスタートしたのです。
ちなみにこの頃の衣装であるTシャツにジョギングパンツ姿はステージ衣装を
買ってこいと事務所から「3万円」渡されたらしいのですが、それで6人分を
原宿で買おうとしたらTシャツとジョギングパンツしか買えなかったのが真相です。
タイトルはこの当時流行っていたピンクレディの「渚のシンドバッド」と
沢田研二さんの「勝手にしやがれ」にヒントを得たものです。