以下はサンスポの抜粋記事です。



ついに、桑田が飛んだ!! 1993年のスタート以来、数々の趣向を凝らしてきたAAAコンサートで、桑田が観客の度肝を抜くフライングで魅せた。

 デビュー32年目での初挑戦。本編の締めくくりで、米映画「雨に唄えば」の名シーンを再現した。黄色い傘を左手に持ち、主題歌の「SINGIN’IN THE RAIN」を歌いながら、地上5メートルまで上昇。そして、右へ左へ移動する。滞空時間20秒。「高い高い、怖い怖い」と思わず声を上げた。

 まさに、何でもアリの演出。オープニングから思いっ切り、笑いを誘った。スクリーンにはナビゲーター役として、映画評論家の淀川長治さん似のキャラクター「道頓堀川長治」が登場。三角まゆげに黒縁メガネ…、よく見れば桑田の扮装だ。「まあ~た、お会いしましたねえ。ドキドキしますねえ、ワクワクしますねえ」と、懐かしい名調子を繰り広げた。

 「いつでも夢を」ではお笑い芸人、渡辺直美(22)が口パクで乱入。十八番の「ビヨンセパフォーマンス」まで披露した。さらに再び「道頓堀川」が登場し、「実はチャラン・ポランスキーは美男子。昔は長門裕之に似ていた」と、かつて桑田と“親子説”が噂された名優をリスペクトした。

 ライブ後半には主役の妻、原由子(52)もゲスト出演。米映画「メリー・ポピンズ」の衣装に身を包んだ。ときには名作の映像も流し、桑田のライブでは史上最多となる総勢40人のバンドメンバーが参加した。

 「エイズのことは不安なんだけど、なんか忘年会みたいなんだよね。ここに集まるのはね。来年もヨロシクな!」

 国内のHIV感染者が増加している現状を憂いたものの、桑田は来年のAAA開催を約束。アンコールの最後は1人で、9日発売の新曲「君にサヨナラを」を熱唱した。

 全41曲を歌いあげ、3日間で1万4000人を動員した“ひとり国際映画祭”が完了。会場の外もまた、映画のワンシーンのように、ハマの夜景が広がっていた