KAMAKURAというアルバムが発売された年、
東京は雨が多かったような気がする。
まるでKAMAKURAのジャケットのような曇り空が
低い東京の空を支配していた。
僕の心の中も曇り空のようになっていて、
きっと出口には明るい日差しがいつかは差してくると
思いながらアルバムを聴いていた。
コンピューターチルドレンよろしく家庭用ゲーム機が
爆発的に普及して、今こうやってパソコンに向かうのが
普通である時代を予感させた。
あれから25年経って、自分は曇り空の出口にまだ
立てていない気がする。
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