サザンの所属事務所アミューズ。今でこそ、サザンオールスターズ、ポルノグラフィティ、福山雅治はじめスーパーエキセントリックシアター、三浦春馬など大手事務所です。しかしサザンオールスターズが事務所を決めたときには、元渡辺プロダクションでキャンディーズを育てた大里さんが社長として独立したばかり。原田真治が活躍していたが後は大里さんがキャンディーズの引退をプロデュースをすることで成り立っていました。大里さんはサザンを見て大声で『いいね~』。これで事務所決定!デビュー曲は『勝手にシンドバッド』。当初はバラードで行くつもりだった桑田さんですが、大里さんは『デビューは派手な方がいい』と勝手にシンドバッドへ変更。またミディアムテンポだった曲調もパーカッションの斎藤ノブさんに編曲してもらい、当時の日本では画期的なスピードになりました。『これでステージ衣装を買いなさい』と事務所から3万円渡され、5人分買うため原宿を探したメンバー。やっと見つけたのがジョギングウエア。これが結果的に馬鹿受けしました。また『ザベストテン』はナベプロ時代の大里さんの力で出演。中継のライブハウスはガラガラだったので大里さんの力でキャンディーズ引退後力を持て余していた『全キャン連』というファンクラブを動員し、かなり盛り上がった感じが全国へ中継されました。
ナベプロが関わる番組『夜のヒットスタジオ』ではサンバの踊り子とのコラボでこれもサザンのヒットに繋がりました。アミューズはサザンと共にという感じなのです。