天国のオルフェ 第31話「下総中納言の説教 文月編」 | 伊勢守日記

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吾妻鏡的、当たり障りない美辞麗句の公式記録。

■2020/07/10(金) 天国のオルフェ 第31話「下総中納言の説教 文月編」

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甲寅 一白赤口 曇/晴/雨(天候安定せず)

 

ウワサ雀の京童に聞く。

 

従五位上・松野伊勢守ジェイド左兵衛佐Q兵衛(清和源氏為義流の支流大友松野家の養子)、下総国浦安に中山権中納言兼下総守さま訪ねると云々。

 

下総中納言は次のように仰せられる。

「さてぇ、聞くところによると、貴殿は昨日武蔵野国府多磨郡支所で臨時職員の要領を得ぬ対応に声を荒げたと報告が上がっている。一体全体何を考えておるのかはてなマーク

 

松野Q兵衛、打てば響くように返答す。

「ボクは従五位上の伊勢守兼左兵衛佐。下級官人ごときに舐められるわけには参りません。だいたい花の御所桜では有象無象が大先輩たるボクが先に挨拶しなけりゃ挨拶もない無礼で非礼な者どもばかりムカムカ  ここらあたりで、ボクがたとえ9年10年お世話しお世話されという間柄であっても有害無益な存在と見れば背後から袈裟懸けに切り捨てる無慈悲な人間であること。かつてタイガー・ジェット・シンのようにパイプ椅子3つ繋がったまま相手に投げつけ、それは未だ藤原信濃前司長行どのの語り草となっておるように、キレたら何をやるかワカランという恐怖感を与えねばならんと思っております。とにかく、見くびられ侮られるのはもう沢山です。それはともかく、です」

 

 

 

下総中納言は落ち着いてこう返す。

「お話に前後のつながりが見えませんが、とにかく貴殿がこういうご時世でもあるので、ストレスを溜めておるのは理解した。花の御所桜における挨拶の件は、規律がしっかりして少数精鋭だった初代別当の昔はいざ知らず、3代別当以降の闇雲な拡張政策および放任主義により今は名門の子弟というプライドだけ高い者が多く出仕するようになってしまった弊害と聞き及んでおるので、『そういう人たちが来るところだから、そんなもんだ』、と笑って許してやってくれ。

そして、松野伊勢守ジェイド左兵衛佐Q兵衛よ、貴殿は過去のしがらみを捨て、新しい生活様式体制の成立、すなわち契約のことだけを考えなさい。わかりましたかはてなマーク」と。

 

松野Q兵衛はこう応える。

「仰せの通り胃炎の次は皮膚炎で大変ですわニコ 立秋からは秋なので、エル・アラメインの戦いでモントゴメリー率いる英軍が、ロンメル率いる独軍を迎え撃った故事に倣い、地雷原を無力化する砲撃を開始致します真顔」と云々。

 

ここで1曲。

風で「22才の別れ」(作詞・作曲:伊勢正三)

 

 

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おわり