甲戌
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実質第1話 2016年12月11日条
実質第2話 2017年1月30日条
伝え聞く。
杉野伊勢守、述懐す。
ワシの青春時代は、今の言葉で言う、コミュ障、陰キャであってな。
異性からまともに相手にされるコトがなかった。
社会に出てから多少は厚かましくなって、口説いたりもしたが、やっぱりダメだった。
時あたかもバブル全盛期。月9の恋愛ドラマ、ホイチョイの恋愛映画により、恋愛至上主義、「つがいにあらずんば人にあらず」の強烈な圧力の下、いろいろ動いたが「男はつらいよ」の主人公のようにイイ所までいっても最後はフラレた。
時はめぐり、ミレニアムの年、この時は大した努力もなく単なる巡り合わせ、棚ぼたラッキーでパートナーを得たが、1年で生木を裂かれるようにして終わってしまった。
再起を期し、諦めずにいろいろ動いたのはもはや意地だったのかもしれない。
2週間とか1ヵ月で終わってしまったり、2階に上げられ梯子を外されるようなエゲツナイ裏切りにも多々遭いましたわ。
昨年9月、またまたまた2階に上げられ梯子を外された時は、新大阪行きの片道切符を買って、仮面女子候補生WESTの星宮りりさん・美音咲月さんとの握手をメイドの土産にしようかと思ったくらいでしたわ。
それで、今また単なる巡り合わせでラブストーリーが突然始まり、棚ぼたラッキーで今の言葉で言う、リア充という立場になってはみたけれど、代わりに自由を失ったんですわ。それはミレニアムの時に分かっていたハズなのにねぇ。
ワシはもう逃げられない (´・ω・`)


