■2016/08/25(木) 君の名は。
己卯 六白大安 晴
或る人云う。
従五位上伊勢守杉野(鴫宮ディーノ勢州)、北山第にて若手国司らと談じ入る。
勢州、「今年は映画をまだ1本も観ていない。何かおススメはあるか?」と問えば、若手国司ら「『君の名は。』がおススメ」と応える。
勢州、「それはアレか?マチコとハルキの、『忘却とは忘れ去ることなり』の、女湯が空になったという」と言えば、若手国司ら「いったいこのお方は何を言っているんだろう?」とばかりに顔見合わせる。
杉野勢州、間違ったコトを言っていると気づき、頭を抱え、「嗚呼!ワシは長く生き過ぎた。クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)は『新しい時代を作るのは老人ではない!』と言った。夏目漱石は『こころ』の先生の口を借り『最も強く明治の影響を受けた私どもが、その後(大正時代)に生き残っているのは時世遅れ』と言った。ワシも池田勇人元首相のように東京オリンピックの翌年に…」、と。