丙辰
ウワサ雀の京童から聞く。
勢州、米国次期大統領(?)ドナルド・トランプばりの暴言吐く、と。
★私はたとえ数十名といえども観客の前で踊ったコトはない。
★そしてそれを生業とする人たちは、ステージに立つ数十倍数百倍の時間をレッスンに費やしているであろうコトを知っている。
★だから私は、パフォーマンスの面で文句を言うコトはしない。
言うヤツは、僭越、越権である。
★ファンの側もライブの梯子をするコトもあるだろう。だが我々はサイリウム1本で移動できるのに対し、演者側は重い商売道具を担いで満員電車に乗り、ジュクやシブヤのアタマおかしくなりそうな人混みの中を移動するのである。
★マイナーリーガーだってバスで移動する。電車移動のストレスは想像を絶するモノがあるのだ。
★ライブがハネたら帰りは終電。学校行ってる人は翌朝6~7時台に起床する。
★こんな無茶苦茶スケジュールが文字通り毎日続くのだ。
★その結果、心身を病み、将来有望なタレントさんが潰されて来たのを何人も見てきた。
★それなのに、ちょっと体調崩した程度で一介のファンが上から目線で説教するのはいかがなものか?
★ハラハラしながら「負けるな頑張れ」「あんなに若い子が頑張っているんだから私も頑張ろう」と思うのが、正しいファンの姿だと私は信じる。
★オレは舞台経験もないくせに上から目線で演者に説教するヤツを軽蔑する。
★ま、「ボク若いころ『一世を風靡した劇男(団)』(または『ジャ○ーズJr』)に居たんだけど」とおっしゃられるなら、「言葉が過ぎた」と謝りますがネ。
★某センテンススプリングの嘘記事の一件で一切表に出なくなった某事務所の某社長はかつてこういう趣旨のコトをおっしゃられた。
「パフォーマンスを失敗したら、ファンの方は慰め、励ましてやってください。ボクら(運営側)は立場上それをするワケにはいきませんから」、と。至言ではないか。
★教育の世界に置き換えてみよう。
例えば、高校生が定期試験で赤点取ったり、志望校合格のための偏差値(?)、ナントカ判定が危うくなったとする。
★教師や母親に小言を言われるのは仕方がないとして、それに父親やら祖父母にまで責められたら子の心はどうなる?
★その場合の男親の役割は、信じて黙って見守るか、さもなくば「追試で合格点取れば良い」「この際、志望校のランクを下げるのも視野に入れてはどうか?」と助言をするコトにあり、祖父母の役割はニコニコしながら、ただ「頑張れ」と言い、お菓子を上げるコトである。
★つまり、役割分担は、教師=事務所社長、プロデューサー、演出家などのエライ人。母親=現場を仕切るマネジャー、ボイトレの先生、ダンスの先生。父親=熱心なファン。祖父母=ライトなファンであるのだ。

(了)