日誌519 | 伊勢守日記

伊勢守日記

吾妻鏡的、当たり障りない美辞麗句の公式記録。

■2016/05/19(木) 日誌519
辛丑 五黄仏滅 晴

或る人云う。

勢州、電事故遅延。
途中駅からの乗り合いバス四十分に一本也。

停留所でなぜか正五位上白瀬右近衛少将どのに偶然出会う。
右少将、勢州のほのかな憧れの君(?)なれど、実際にはさほど親しくはなく、挨拶を交わし何事もなく過ごす。

以前の勢州ならインチキ卜部ぶりを発揮し、生年月日、血液型、ついでにメルアド(今ならライン アイデーやSNSのあかうんとか?)を聞き出すところなれど、もはや往年の気力も財力も消え失せ、ただ足が竦むのみ。

それもこれも、期待を裏切られ続けた傷の深さゆえで、ただただ痛ましいと云々。









おミズ!!

(了)