遠すぎた鳥獣戯画甲巻 | 伊勢守日記

伊勢守日記

吾妻鏡的、当たり障りない美辞麗句の公式記録。

■2015/05/29(金) 遠すぎた鳥獣戯画甲巻

乙巳 九紫先負 曇ときどき小雨


伝え聞く。


五位伊勢守杉野(勢州)、病身押し、鳥獣戯画展@トーハクに出向く。


入場まで1時間、甲巻観覧待ち2時間と聞いていたが、

開館時間が20時まで延長される金曜日の夕方は、

隙間的な時間になるようで、入場待ち時間はゼロ。

まず、コインロッカーの空きを探すが、なかなか見つからず、

ようやくいちばん下の足元のロッカーにごく僅かな空きを発見し

リュックを突っ込む。

勢州、後々の疲労度を考慮し、まずグッズコーナーで

ポストカード3枚購入。


勢州述懐す。

「日本人なら誰もが教科書か何かで見たことがある『鳥獣戯画』。

兎と蛙が相撲をしている画は77年に国宝シリーズの切手にも

なっています。それにしても、あんなに混んでいるとは国宝の

威光か。2時間どころでなく、3時間待ちでしたよ。

立ちっぱで、飲食禁止で手洗いにも行けず、当然、喫煙もできず、

3時間も並ぶなんて何かの罰ゲームでしょうか…

今、新幹線に3時間乗れば、大阪どころか神戸まで行けます。

まぁ、甲巻観覧は最初から諦めていたのですが、その他の

京都高山寺の重要文化財や、鳥獣戯画の乙・丙・丁巻の

展示スペースもかなりの混雑ぶりでしたね。

私はこんなに混んでる展覧会は、初めてでしたよ」





(了)

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