寂しい職業 ☆☆☆☆☆ | 川端 裕の出会い日記

寂しい職業 ☆☆☆☆☆

今日は日曜日恒例の終日ルーティンワークとか・・・。



さて、今日の出会いはこれ。



大前 研一
続・企業参謀


少し前に、随分久しぶりに「企業参謀―戦略的思考とはなにか 」を読んで、その洞察の深さに再び感銘を受けたのですが、うかつなことに、その続編であるこれはまだ読んでいませんでした。



◎主婦は生活の知恵が発達しており、恐らく一般の経営者よりも生産、在庫計画の一貫性に関する感覚が研ぎ澄まされている



◎成功することしか考えない人にとっては、「選択」の余地があるということを考えるのは難しいことであろう



◎しかし、万一、目標を「成功」から「最悪の事態を避ける」ことに置換した場合には様々な選択が自ら出てくることが多いのではなかろうか



誤りは「制御」できるもの、最悪事態は避けられるものである



◎経営は真剣勝負ではあるが、一命を落とす前なら敗者復活もありうる



◎ポートフォリオ管理というものは、ごく簡単に言ってしまえば、「企業戦略を立案する場合には、外部環境と自社の事情の双方を考えなくてはなりませんよ」ということに過ぎない



◎今日わが国の抱える諸問題は、そのまま欧米諸国の問題であり、どの国もおみくじを引く以上の確信を持って解答を出しえてはいないのである



◎教科書もなく、外圧もなく、しかも役者の交代もなしに変革を成し遂げたのは徳川家康である



◎変革を生み出し、その前と後で指導者たらんと欲する人に最も要求される資質は思考の柔軟性であろう



◎戦略家は単なる戦闘における勝利ではなく、真の意味で自分の属するグループに有利になるような判断をしなくてはならない



◎戦略的思考と言う場合には、戦う時と退く時、また妥協の限界を常に測定しながら、究極的には、自分にとって最も有利な条件を持ち込む柔軟な思考方法をさしている



◎トップからの原価低減や拡販の連呼に黙って応じており、かつそうした努力の延長線上には解がないことを承知しているにもかかわらず、あたかも「やってみせます」といった顔をして答えている中間管理職は真の意味での管理者とはいえない



ミドルの重要な役割の一つは、トップに対して現場の生々しい声を伝えることであり、この部分が情報のネックになるということは許されない



ダメなものをダメといわないで玉砕する、わが大和民族の悲しい性は、今日の企業経営の中にも脈々と受け継がれている



◎もともと全体責任であるべき企業戦略を個人の責任に帰し、失敗すれば、何の益にもならない詰め腹、割腹の類で責任を取らせたと錯覚している組織体の方がおかしい



高シェア・高収益の会社を有効に使う方法が、企業戦略的にも社会的にも未開拓である



◎常識に挑戦する代替案が出てきたとき、どのくらい執拗に商品化、あるいは商業化するか、ということの方が成功の岐路になる



◎明確な、しかも正当な答えのないものがチャンスなのである



◎専門家に聞いても、なぜか、ということが充分に答えられないときは、「常識」はもしかしたら不必要な拘束条件となっている可能性がある



硬直状態こそ常識に捉われない、自由な発想のできる、トップクラスの戦略参謀の独壇場である



◎大抵の会社の間接人員は15%や20%は贅肉である



◎世の中は全て相対的なもので、特に企業競争の世界においては相手に対する相対的戦力によって勝負が決まるのだということを忘れてはならない



◎軍事戦略における人的部分とは、能力・組織・士気の3点であろう



事業機会というものは見つけたら一気に掘り起こしてしまう必要があり、余程の冒険家か金持ちでないと成功しにくい理由はまさにそこにある



◎世の中の全ての大発明が無邪気な「問い」から発生している



◎戦略的に意味のある計画は、ひとたび目的地に達した場合、守り抜けるものでなくてはならない



◎いかなる勇者といえども、市場の構造変化を予知し、対処するために、己の強さと弱さを常に知り抜いていなければならない



◎真の戦略家は、リスクを避けるのではなく、リスクを敢えてとる局面がなくてはならない



◎最後に戦略に魂を吹き込むものは人であり、マネジメントのスタイルである



◎戦略を立案する参謀には一般論はいらない



◎戦略家は頭脳の明晰さではなく、結果のみを問われる寂しい職業である




初版はちょうど20年前の1986年だそうですが、今読んでもちっとも色あせていません。


著者の先見性の鋭さ、本質を見抜く目の確かさには感服するばかりです・・・。



感謝!ラブラブ




さて、明日はどんな素敵な出会いがあるのかな?


楽しみ!  






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