人偏に我 ☆☆☆☆☆ | 川端 裕の出会い日記

人偏に我 ☆☆☆☆☆

今日は大晦日。


仕事納め。



大掃除や残務処理。



夕方6時にはなんとか終了。


なかなか良い一年間でした。



その後、ご挨拶が出来ていなかった、事務所一階の居酒屋「海図」と、近所のバー「S」へ年末のご挨拶。


「海図」には、魚の形のオブジェがあって、その中に小銭が入っていたのだけど、なんなのか気になっていたら、それを日本盲導犬協会に募金されたと聞いてとても嬉しくなった。


多分、大将がそういうメンタリティーの人だからお客さんが一杯なのでしょう。



大晦日にとっても暖かい、いい気持ちになれました。



さて、今年最後の出会いはこれ。



司馬 遼太郎
俄―浪華遊侠伝

なんだって言うんでしょう?


見た瞬間ピン!ときた。



人偏に我って字、なんて読むのか分からなかったけど・・・。(にわかって読むそうです)



わいは命懸けで生きてこます



智恵より大事なのは覚悟



◎覚悟さえあれば、後は何とかなるやろ



◎金、金、金



◎痛しぐらいで銭が入れば言うことないわい



◎死ぬと思え、わしは死人やと思え



縁がある、と言うのはどうしようもないものらしい



◎漢が持っているあの可愛げ



◎わいは我慢屋じゃ。我慢さえすれば銭が入る



俺は毅然として世に立つべきだ



一つ才覚だけで世を渡ろうとしたのが、料簡違いや



◎花火と才覚は、常に変えていかねばならない



◎才覚と言うのはお婆ンのような催促人がいてせっつかないと出てこない



ど性根一つが座れば、こうも楽々と銭が入る



◎これが修行や



男の生涯は功名を樹つることにあるぞ



愛嬌がなければならない



◎にくい奴やが面白い奴でもある



◎技術以前の人徳



◎戦をするには人数もいる。さし当たっては金なのだ。金は兵器と思えば良い



◎恐怖と恐怖の比べあい。恐怖の量がより大きくなったほうの側が崩れ立ってしまう



勝つも負けるも心理のなせるわざ



恐怖が起こる。そこがつけめや



◎ここが男を売るか売らぬかの瀬戸際や



ここらの兼ね合いを俺は見切ってやっている



なるべく力まないでおこうと思った。抵抗すればするほど身体のこたえが苦しくなる



果報が過ぎるとろくなはめにならない



入ってくる米は、自分の暮らしのためのものをのぞいて全部人にくれてしまう



◎無欲と言う評判が大きな財産になっている



喧嘩の時にはまず退き口を作っておくのが名人の作法



男なら階級社会に踏み入れるとすれば天下を取るべきであり、そうでないとすれば、空っ脛で天地の空気を存分に呼吸している遠慮会釈のない境涯が良い



自前で食って自前で乱暴している奴が良い



剣術ちゅうようなもんは、己が切られる覚悟さえ座っておれば、大抵の奴に勝てる



承諾した以上銭金で働くのではない



普段他人を切ったり殴ったりして暮らしている連中ほど、自分が死ぬのが怖い



やくざものと言うのはいざと言うときに使い物にならん



黙って切られて死ねる。真の勇者とはそう言うもの。そう言う者がやくざの世界には少ない



◎子方はなんぼでも集まる。要は指揮官だ。



◎自己愛が過剰ではないと言うのは、それだけでも際立った美徳である



人間、生きていることがそもそも不思議



◎能力と言うより、あるのは度胸だけ



◎こんな御時勢や。どちらに正義があるかも分からん。そんな黒白定かならぬ御時勢には、黒白定かならぬ姿で行くのがええ



役人は小心な男ほど怖い。小心な男ほど上の権威を振り回したがる



もともと親切を稼業と心得ている



◎ただただひとえに自分の信念のなさと小心のために強いほうになびいているだけ。世の中の人間はどいつもこいつも似たようなもの



善人とは小心で毒にも薬にもならなくて一向に前後の見通しが無く、常に大きいものに巻かれることを持って生き方としている人間



考えようによっては善人ほど始末の悪い悪をするものはない



◎小心な善人は転換も早い



◎びくびくしていては相手の嗜虐心を買う



やせ我慢も言ってしまえば「稼業」



◎命は空や、と思っていればこそ今まで食ってこられたのだ。それだけが商売の元手だ



◎幼少の頃から異常な拷問を何度か経験してきた人間には、他の人間にはない別の感応力が発達している



かわいそうやと言う感情こそが、孔子孟子の教えの基本



俺は往来安全で行く。市中が安全に歩けるようにさえ努力すれば良い。それ以外の天下の情勢など考えないほうが良い。気の毒な奴を見れば長州人であろうが佐幕人であろうが助ける



人の親切は素直に受け、他日自分の親切でお返しする



わいはいやだす戦争には行きまへん、と言い切るほうが勇気や度胸がいる



◎行こ行こわいも行こ、という調子でわめき立つ奴はたいていから元気の臆病者や



◎人間と言うものは一日鉄砲玉の洗礼を受けると、たった一日で馴れて人間が変わるほど度胸が出る



最も危険なのは啼かずに目の前で土煙を立てる弾



これを見抜くのが勝ち負けのコツや。博打のコツと同じや



わが身を他人事に思わんと、わいみたいな渡世が出来んがな



同じ殺されるにしても、たっぷり演技演出をし、世間を唸らせるように殺されたい



◎人間、何が難しいと言って二つの時代に生きることほど難しいことはなかろう



他人の不幸に泣くなどと言うのは、自分が安全な場所にいるという安堵感があってのことで、つまり自分が安全であることを陶酔しているに過ぎない



◎相場師の目は、十年先の世の中がどうなるかと言う巨視的な観測と、今日明日の相場はどう動くと言う手近な観測と二つが必要である



見通しと言うのは利巧や阿呆の仕事やおまへん。情緒を殺して非人間にして初めて出来ることでごわす。いかなる勢力にも好き嫌いをおこさず、水のように冷々淡々と世界を眺めて初めて観測ができる



ちゃんとした奴なら、もう一度勧めに来る。いっぺんの勧めでそのまま捨てておくようなら、あいつもろくでなしや



蓄財の心が起きたら自分のような男は没落する



一人の利巧が笛吹けば千人の阿呆が踊る



◎なるほど、訳のわからぬ一生を送っているようで、どこかで辻褄が合っている



やがてはどこかで辻褄が合う



実在の人物だそうです。


もちろん司馬遼太郎の創作もあるのでしょうが、幕末の時代にこんな痛快な人物がいたとは・・・。


坂本竜馬も新撰組も良いですが、この話も無茶苦茶面白いです。



大河ドラマ(無理か・・・)にしたら良いのに。



2005年の大晦日に素晴らしい本に出逢えました。


感謝!




さて、来年はどんな素敵な出会いがあるのかな?


楽しみ!




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