一夜漬けの滋味 ☆☆☆☆★ | 川端 裕の出会い日記

一夜漬けの滋味 ☆☆☆☆★

今日は落ち着いた一日。


手が付けられていなかったこまごました雑務を淡々と・・・。



おかげさまで「アメーバ図書館」の投稿記事数が1,000を超えました。


毎日ざ~っと目を通すようにしていますが、発起した身でありながら、なかなか面白い書評集ではないかと感慨深い気持ちでいます。



もはや「アメーバ図書館」は僕の手を離れました。



これも参加していただいている160名のメンバーの皆さまのお陰です。


本当に本当にありがとうございます。



これからも「アメーバ図書館」の内容がますます充実して行くことを祈っております・・・。




さて、今日の出会いはこれ。


水上 勉
土を喰う日々―わが精進十二ヵ月

魯山人の本が面白かったので「食」つながり・・・。



◎材料自体の甘味で勝負しているのだから、後は土の力に委ねるほかないだろう



◎ほうれん草の葉もへたも同じなのである。どっちを尊びどっちを蔑むようなことが有ってはならぬ



材料も工夫がないと死ぬ。数少ない冬の青菜が工夫一つで輝く味になる



◎台所で理屈をこね回すのは下の下と言うべきであろう。ただ黙って無心に作れば宜しい



◎小さいものでも、真心があれば、大きな豊かな食い物になる。これが人の行だ



◎鰯も鯛も、山うどもたらの芽も、真心の舌には一つの味である。どれを蔑むことが出来ようか。



◎人に作ってもらい、人に差し出してもらう食事になれてきたために、心を尽くして作る時間に、内面に起きる大事の思想について無縁となった気配が濃い



一所不住。真の高僧はどこにいても極楽を見出す。酷寒の山に暮らしても、文明の都会に暮らしても、どこだって己が住む場所だ



◎随所作主。どこでも主人になれる



◎人は手で作る事において、始めて自然の土とともにある。喩え一粒の梅であれ葡萄であれ、西の人であれ東の人であれ、違いはしない



一夜漬けの滋味を知ることなく料理を語るなかれ



◎世の中に普遍的な野菜はどこにもない。同じ名の野菜でも地方地方で喰ってみて、その姿も味も、全く違うことにあきれるのが常識である



一番悪い心はものを貪り食うことだ。その貪る心を克服するために、今この食事を頂くのだ



◎この躯を保持するために、良い薬と思うて頂戴せよ



仏と同じ悟りを開く、そんな境地に達するためにも、この食物を頂くのである


「精進」とは良く言ったものです。


もっともっと食に注意を払わなければならないと思いました。




感謝!




さて、明日はどんな素敵な出会いがあるのかな?


楽しみ!




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申し訳ありません・・・。