ダイジェスト:2005年3月23日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋) | ブレブレタコラの逆襲

ダイジェスト:2005年3月23日より。(ほぼ日刊 hitorigotoより抜粋)

ホームページにしても、書き込みにしても、匿名やハンドルネームでの表現のみで自分の実態を明らかにしない人たちの話。
これって、よけいな他からの攻撃や干渉からの影響を避けられるという利点はあるかもしれないけれど、ただ、やっぱり、バーチャルの世界に浸ってしまって、自分以外の、もう一人(それ以上)の人格が、自分の中に形成されてしまうという危険性はおおいにある。
人間って、一人の人格の中に、善もあれば、悪もあり、主張するところもあれば、自制するところもあって、そういう、相反するものが同居しているのが普通。その時々で、発言や行動にたいして悩んだりするから人間なのよ。
それを、一時の感情の動きで、その状況に合わせたバーチャルな人格を無意識に脳が簡単に作り出してしまうっていうことが、そんな自分の実態を明らかにしない人たちのなかに、多く起きているというようなことってあると思う。
そうやって形成された人格っていうのは、悩むことなく、発言できたり、行動できたり、また、行動した気になったり、ひどいときは、行動した事実を脳の中で作り上げたり、このような状況は、もう、起きていないことを起きたように錯覚する事態にまで陥る。
要するに、これはもう、現実の出来事と、バーチャルな出来事の区別がつかなくなる訳なので、精神分裂や痴呆症に近い症状な訳です。(医学的にはどうか知らないけれど)
って、大袈裟に書いたけれど、そんなことだと思うので、皆さん、自分を失わないように気をつけましょう。