絵描きの街コマラパ
5月27日、アンティグアよりバスを乗り継いで2時間、絵描きの街、サン・ファン・コマラパに行って来た。
1900年代初めにサンアンドレス・クルチッチというコマラパ出身のインディヘナが、先住民の生活を描き、素朴な原始的な絵を世界的に広めた。
クルチッチの恩恵を受けて、その後、この村は多くの絵描きを輩出し、現在では街全体がギャラリーのようなかわいい街になっている。
カーブの続く山道をどんどん登っていくと、とうもろこし畑に囲まれたのどかなコマラパに到着。
村の入り口近くにある墓地の壁にも楽しい絵がたくさん描かれている。
下の写真は自転車修理屋さんの壁。自分達で、独創的な絵を描いて、客寄せをしている。
下の写真は私がいつもコマラパに行くと、このおじいさんから絵を買う。
看板も何もない普通の民家で、ひっそりと絵を描いているおじいさんだ。
6年ぶりの再会だったが、今は白内障にかかり、絵を描くことができない。
おじいさんのギャラリーを覗くと、自分で書いた残り少ない絵を売っていた。
小さいもので3,000円ほど、大きい絵は1万円以上する。
彼らの宗教儀式や生活様式を描いた素朴な作品がほとんどだ。
我が家の居間にもおじいさんが描いた2枚の絵が飾ってある。(下の2枚の写真)
子供が描いたような稚拙な、でも味わいのある絵で、私はコマラパの絵が大好きだ。