マリンバを日本へ輸送 | グアテマラ便り

マリンバを日本へ輸送

テコマテマリンバ

8月にツアーで来られたお客様が、名古屋で民族楽器博物館を開いていて、その方がチチカステナンゴで見かけたテコマテ(ひょうたん)マリンバをどうしても忘れられず、日本へ輸送して欲しいということになった。

そこで、早速チチカステナンゴのお店へ連絡。チチカステナンゴでマリンバを作っている家族一同が、マリンバを車の上に紐で結んで遠路遥々アンティグアまで持ってきてくれた。早速、彼らの跡取り息子がマリンバを弾いてみせてくれた。ひょうたんから響く素朴な音色は、グアテマラの音色そのもの。グアテマラの国の楽器として親しまれているマリンバはどこの村にも必ずあって、お祭りやお祝い事の際、必ず登場する。

このマリンバを海外へ輸送するのは、なかなか大変な手続きが必要だ。まず、フミガシオンといって、木の部分を全て消毒をしてその証明書を発行する。そして、森林伐採などをやたらとしていませんよ。。という環境庁への申請をして、その許可をもらい、そして通関へ。通関では、このマリンバは骨董品ではなく、また販売用でなはく、日本の博物館に展示するものですよ。。という書簡を作成し、そこでようやく輸送完了となる。なんだか面倒な手続きだらけのグアテマラだが、無事マリンバが名古屋の博物館に届くことを祈る。