70年代後半の小兵力士の代表的な存在の相撲博士こと旭國斗雄さんです。

この方は大関にまでなられました。とにかくしぶといという形容はこの人のためにあるのではないかとい

うイメージでした。前褌を取って相手の胸に頭をつけるあの得意の形になるとみんな手を焼きました。そ

の形から得意の名人芸を繰り出しました。とったりと言う技が一番有名でしたがこの技は伝家の宝刀です

ので”たまにしか出さないのがいいところ”とアナウンサーが言ってらっしゃったのを覚えております。

私自身はこのとったりが決まったところはあんまり覚えてなくむしろ輪島戦で失敗したところの方を覚え

てます。

すい臓を痛めて医者から止められているにもかかわらず「土俵の上で死ねれば本望」という梅吉氏が聞い

たら泣いて喜ぶような言葉を吐いて土俵にあがりファンを感動させました。

タイトルの”土の香りがする力士”というのは、ぶるーのさんがプログで紹介されていた”評伝 玉

ノ海梅吉”を図書館から借り手読んだのですが、その中で梅吉氏が旭國を評された言葉として載っていた

言葉です。梅吉氏は詩人の才能がある方と言うことで貴ノ花のことを”下半身にもう一つの生命がある”

とか魁傑のことを”魁傑は未解決だ”と評したりとたとえが上手いですね。

大関になってからはおっつけて前にでる前進相撲もかなり見られるようになり、52年9月場所では13

連勝を飾り苦手の輪島も破りましたが北の湖に敗れ14勝1敗で惜しくも優勝を逃しました。

ピラニアという愛称でも知られるようにその粘りのある取り口でファンに強い印象を残した力士でした。


追 記

国を國に訂正いたしました。