歌舞伎町の中に、東亜興行というところが経営している映画館がいくつかあって。

 

第一東亜会館に、アカデミー・グランドオデヲン・オデオン・オスカーの4館。

第二東亜会館に、歌舞伎町東映と日活→トーア1&2。

 

第一東亜の4館はすべて東宝の洋画系だったのだが、

基本、新宿プラザが、キャパ的にも、一番ヒットしそうな作品

(大昔は有楽座・日比谷映画、ちょっと前は日劇1)をブックキングしてたんで、

この4館で、それ以外のスカラ座はじめ、日劇3,シネマ1、新・日比谷映画の

チェ―ンの作品を公開していた。

 

とはいえ、東宝系のフレキシブル?なチェーン編成のせいと、

土地柄?のせいで、このエリアだけ、独自の編成だった覚えがある。

それこそ、場所柄、アクションものとかは日比谷地区より長くやっていたり、

女性・子供向けの作品は期間が短かったり、最初から3丁目地区の劇場だけだったり。

 

わざわざここにきてみることも少なかったし、

時間の関係か、ついでで見てきていたので、

アカデミーか、グランドオデオンのどちらかだったとしか・・・。

(スティーブン・キングのミストを見たのだが、

 傾斜のきつい、長細い劇場だったことくらいしか記憶にない。

 グランドオデヲンだったんじゃないかと)

個人的には、なぜか、地下のオデヲン座と上の階のオスカーに

(オスカーは別の施設を映画館に替えたせいで、ミラノ座側の

 ビルの横のエレベーターじゃないといけなかったと思う)

いってみたかったのだけれど、ここも客の入りによって劇場入れ替えが盛んになって

行ってみないと、どこの劇場でやってるか、わかんない状態だった。

(新聞やチラシの館名表記も、いつものまにか、新宿東亜会館に・・・)

 

第二東亜は、現在もビルが残っているけれど、

地下に東映、2階?に日活があって、

日活はやがて、トーア1、トーア2とミニシアター2館に分割、

そのうち、1館は銀座のシネスイッチのチェーン、

もう1館は、一時期、流行ったビデオリリース向けのB級作品を

劇場公開の箔をつけるために、2本立て・1~2週替わり公開の単館ロードショー館に。

(同じく、歌舞伎町地区のもう一つの興行主・ヒューマックスのジョイシネマも同じことをしてて

 やがて、浅草や横浜日劇・かもめ座とかの名画座で、ヒット作に似たようなタイトルの怪しい映画が

 大量に上映される事態に・・・)

 

2008年に新宿プラザの閉館、バルト・ピカデリーの開館と同時期に

ヒューマックの映画館と同時期に次々と閉館してしまった。

 

第一東亜会館はしばらくそのままになっていたが、

現在は、アパホテルになっていて、

今、前を通ると、よくこの広さの土地に映画館が4館も建っていたなぁ~と感じる。

(横浜の東宝会館跡のホテルも同様・・・)

 

特に第一東亜会館はビル自体の結構、老朽化していたし、

それこそ、場所で映画観を再建(シネコン的な)はないんだろうな、と。

当時は、たしか連日!オールナイトという、歌舞伎町らしさの象徴だった。

 

ちなみに、東亜興行はオデヲン座、という館名の映画館を都内にいくつも持ってて、

下北・荻窪、あと赤羽や東十条なんかにあって、自分が子供のころから徐々になくなっていったけど、

たいていは、東映か東宝の邦画系か、ポルノ・ピンクをやっていたはず。

いま残っているのは、吉祥寺の駅前にある、吉祥寺オデヲンの3館のみ。

 

吉祥寺オデヲン(というか、吉祥寺の映画館について)は、また、そのうち・・・