いまはもう無くなってる映画館の記憶をたどって

行ったことのある映画館はあと少し。

もう、ディープな映画館しか残っていない・・・

 

で。かもめ座。

 

日ノ出町の路地の奥に建ってた映画館。

 

横浜に来た頃は、週替わりで

洋画の一般映画と、洋画ポルノを

2本立て、週替わりで上映してた。

 

一度行ってみたくて、ただ、今は何を見たのかは覚えていないのだが・・・

 

横浜日劇や東映名画座に比べると、割と小ぎれいな印象。

とはいえ、日ノ出町界隈といえば、私の子供の頃は

競馬の場外販売所があって、日曜には競馬新聞に携帯ラジオ、

で、赤い色鉛筆をもってるおじさん~爺さんが大挙して歩いてる街、という印象だった。

(なのに、なぜか、小中学生向けの老舗の予備校があって、一時期、通ってたおぼえが)

 

で、初めて入ったかもめ座は・・・・

外観の印象と大違い。

すげー、みんなマジでタバコ吸ってる。

なぜか、休憩時間は、ちゃんとロビーで吸ってる。

スクリーンが煙ってる。

すごいところだー。

(しかも、しばらくしてわかったのだが、満席でもないのに、

後部座席の後ろの通路でなぜか座らずに立っている人たち、

それほど混んでもいないのに、わざわざ隣の席に座ってくる、オヤジ・・・

それって、イカガワしい人たちの社交場・・・)

 

で、なんだかんだ、映画を見に行くというより、

大人(おやじ)にまじって煙草を吸いに行ってっというのが本音かも。

数回行った気がするけど(洋画ポルノもいったかな?)

何を見たかは覚えていない。

だんだん、旧作のリバイバルもなく、洋画ポルノも廃れ(配給しなくなっちゃったし)

ヘラルドやジョイパック?ヒューマック?の

ビデオレンタルの箔付け用公開作とかを2本だて、

2週間公開のサイクルに変わった後、閉館に。

 

喫煙者には肩身の狭い世の中になってきたけど、

映画館の中でたばこ吸いながら映画を見れる、という

映画とは別の、ダーティなアトラクション感覚だったりして。

 

閉館して、取り壊すまでの間に

宮沢りえの「オリヲン座からの招待状」という映画の

タイトルにあるオリヲン座の、劇場内の撮影に使われていて、

あの、カオスな劇場で、こんな切ない内容の映画のロケに使われるとは、

という、違った感慨とも見ていました。

 

あぁ、ここも、一度、二階席で見てみたかったな。

横浜東宝に次ぐ、あこがれの二階席だったりして。