今時、映画、行こうとしたら
映画の公式サイトか、行きたい劇場のサイトで簡単に調べることができるけど、
ネットの無いころは。たいてい新聞か情報誌で調べるもんだった。
映画・演劇とかだけじゃなく、就職やら住宅やら中古車やら、
お金出して情報誌を買ってたのが、(ツールは必要だけど)
無料で手に入るって、すごいこと。
しかも、それがいつの間にか、知らないうちにってのが、またすごい。
1978年。10歳当時から映画の情報誌をすでに購入してた記憶が。
初めに買ったのはシティロード。月刊の情報誌。
ぴあもだけど、どこの本屋でどうやって見つけたかは全く覚えてないけれど、
どちらも雑誌として廃刊するまで、ずっと買い続け、
ずっとそばにあるものだと思っていたけれど諸行無常。
(なぜ、1978年から情報誌を買ってたのかを覚えてるかというと
当時、好きだった映画の2本立てを某映画館で情報してるのを見て
行きたかったけど、まだ小学生で、そこそこ遠い場所だったのでいけなかったから。
しかも、その映画とは「さらば宇宙戦艦ヤマト」と「サスペリアPART2」って組み合わせ。
もしかしたら、ヤマトは土日だけとか、午前だけとかだったのかもしれないけど、
すげーインパクト、私の中では史上最強の2本立てと思ってる。
ちなみに場所は秦野名画座だった。)
はじめはぴあとシティロードを交互に買ってたけど、次第に両方買うようになってた。
同じ情報誌といっても、見事に編集方針というか、見るところが違っていて
両方見るのが楽しみだった。
シティロードは情報誌といいつつも、
映画・音楽(演劇は見なかったけど、同様だったんだろう)とも
紹介や案内の欄、編集部・編集者の好みがはっきり出てた誌面。
メジャーでヒット作でもフツーにディするし、
地味でヒットしなさそうな作品でも、推すものは推す。
おかげ様で、その紹介で出会った映画や
人や世間がどういっても、自分が好きなもの、
つまらないもの、自信もっていいんだ、という意識が生まれました。
そのなかでも、映画星取表みたいのがあって、
毎月、5~6人の映画評論家、コラムニスト、作家、漫画家とかが
5~6本の映画を星5つ最高で評価する企画。
普通は何となく、平均で星3~4つで当たり障りのない感じにするもんだけど
映画会社・配給会社へ、今で言うところの忖度なし。
評価してる人たちも、尖った人が多かったから、
まぁ、関係者もシティロードの評論はそんなに気にしてなかったのかもしれないけど、
映画によってはほんとに星1~2個しかないなんて、ざら。
逆に評価がよくて見にいってみると??だったりしたり。
でもって、ぴあはぴあで、
情報誌として徹し、月刊→隔週→週刊(その後、隔週にもどるけど)となり、
映画の情報、そしてコンサートはじめとするライブチケットの販売システムの確立から
コンサートのライブ情報を取得するために購入。
(月曜発売の頃は、その前の週の土曜の夕方に
新宿3丁目、今のルイヴィトンの入ってるビルの地下鉄入り口のところに
雑誌を売るスタンドみたいのがあって、毎週、わざわざ横浜から買いに行ってました)
わたしなりに、それぞれの雑誌でお世話になったのは
シティロードでは(ぴあでもやってたけど)
各映画館の招待券プレゼントをかなりな確率でいただいていたこと、
たまに、(雑誌だから入稿・発売日・開催日の都合で)
映画の試写会の招待状を編集部まで来た方に先着で配布とか。
で、もらいに行くと、ほかの劇場招待券も置かれてて
入り口のところにご自由にお持ちくださいってあったんで、
大学のときはよく伺ったもんだった。
ぴあはぴあで、(次第になくなってしまったけど)
ページの上下のスペースにwanted欄があって
ライブチケットを譲ります・譲って下さい、とか
バンドメンバー募集、演劇のスタッフ募集とかを
(抽選だろうけど)掲載してくれて、おかげ様で
なかなか入手困難なチケット、2度ほど譲ってもらえたりとか。
やがて、シティロードは元の発行元が変わったのちに廃刊。
ぴあは、別の競合誌がでてから、花火だ、ラーメンだの特集組んだり、
迷走したのち、エンタメ系に回帰したけど、最終号をみると
映画館の情報はシネコンがほとんどで
映画名が羅列してるだけでは、情報誌としては、どうかと・・・
紙媒体としては限界むかえたのかもしれないけど、
よい時代をありがとう。