巻第四 慎色欲_66 腎の働きと情欲 巻第四 慎色欲 66 腎の働きと情欲 情欲を起こさないで腎気を動かさなければ害はない。もし情欲をおこして、腎気が動いてきたのに精気を我慢して泄らさないでいると、下腹部に気がとどこおって瘡せつ(はれもの)ができる。早く入浴して下腹部を温めると、とどこおっていた気が循環してとどこおりがなくなり、腫物などの心配もない。この方法を心得ていると役にたつであろう。