登録販売者試験─試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)

第3章 主な医薬品とその作用

作成日付:20/07/26
更新日付:22/05/14

 


ⅩⅢ滋養強壮保健薬

3)代表的な配合生薬等、主な副作用
□生薬成分

 
ⅩⅢ滋養強壮保健薬
 
3)代表的な配合生薬等、主な副作用  
生薬成分
  • ニンジン
  • ジオウ
  • トウキ
  • センキュウ

が既定値以上配合されている生薬主薬保健薬については、

虚弱体質、肉体疲労、病中病後(又は、病後の体力低下)のほか、

胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症における滋養強壮の効能が認められている。

 

また、数種類の生薬をアルコールで抽出した薬用酒も、滋養強壮を目的として用いられる。
血行を促進させる作用があることから、手術や出産の直後等で出血しやすい人では使用を避ける必要がある。
また、アルコールを含有するため、服用後は乗り物又は機械類の運転操作等を避ける必要がある。

 

(a)ニンジン
ウコギ科のオタネニンジンの細根を除いた根又はこれを軽く湯通ししたものを基原とする生薬で、オタネニンジンの根を蒸したものを基原とする生薬をコウジンということもある。別名を高麗人参、朝鮮人参とも呼ばれる。

神経系の興奮副腎質の機能亢進等の作用により、外界からのストレス刺激に対する抵抗力新陳代謝を高めるとされる。

 

 

(b)ジオウ、トウキ、センキュウ
これら生薬成分に関する出題については、Ⅵ(婦人薬)を参照して作成のこと。

 


NEXT⇒ⅩⅢ滋養強壮保健薬3)代表的な配合生薬等、主な副作用生薬成分(c)ゴオウ、ロクジョウ

 

 

当帰、川芎

商品紹介

●「当帰芍薬散」は、漢方の古典といわれる中国の医書「金匱要略」の婦人妊娠病
婦人雑病に収載されている薬方です。

●貧血ぎみの方の足腰の冷えや肩こり・むくみなどに効果があります。
医薬品は、用法用量を逸脱すると重大な健康被害につながります。必ず使用する際に商品の説明書をよく読み、用法用量を守ってご使用ください。用法用量を守って正しく使用しても、副作用が出ることがあります。異常を感じたら直ちに使用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください。
 
●効能・効果
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、
更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、
めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、
耳鳴り
 
●成分・分量
成人1日の服用量12錠(1錠400mg)中、次の成分を含んでいます。
トウキ末・・・409mg
センキュウ末・・・409mg
シャクヤク末・・・546mg
ブクリョウ末・・・546mg
ソウジュツ末・・・546mg
タクシャ末・・・546mg

添加物として、
ヒドロキシプロピルセルロース、ケイ酸Al、ステアリン酸Mg、セルロースを含有する。